NHK朝ドラ「まーねえちゃん」の詳しいあらすじ91~96話(第16週分)をネタばれでまとめました。
磯野家は故郷の福岡に戻り疎開生活を始めますが、マリ子は鹿児島市長に就任した伯父の家を手伝いに鹿児島へ、マチ子は新聞社に就職、ヨウ子は病を治すために療養所へ入り、姉妹それぞれの生活を送ります。
昭和19年、日本にアメリカのB29が襲来するようになった頃、新八郎に関する内報が知らされます。
■前回あらすじ
まーねちゃん あらすじ85~90話【第15週】磯野家の疎開計画
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まーねえちゃん91話 1/10日(月)放映 福岡に戻る
懐かしの我が家に戻って来た磯野母娘は、お隣の牛尾夫妻や父の元部下の村田に迎えられた。
到着後すぐ、ようこ(早川里美)は体を休めるため2階の部屋で横になり、「海の匂いがする」とふるさとの匂いを喜んだ。
夜、マリ子(熊谷真実)の女学校時代の親友・トミ子(村田みゆき)が2人の幼い子供を連れて訪ねて来た。二人は再会を大喜びした。
トミ子の長男は紳太郎という名前で、マリ子は夫の新八郎(田中健)と話していた、男の子が生まれたらつけようと思っていた名前「新太郎」と音が同じだと思った。トミ子は、近くの今津に良い療養所があるから、そこにようこを入れたら良いのではと教えてくれた。
翌日、早速マリ子は療養所に行き、ようこの入院を申し込んだが、手一杯のため医師がなかなか首を縦に振ってくれなかった。マリ子はめげずに何度も療養所を訪ね、母・はる(藤田弓子)がようこや入院している人々の掃除や洗濯の世話に働きに来ることを条件に、ようこの入院を取り付けた。
まーねえちゃん92話 1/11日(火)放映 マチ子が新聞社に就職
マチ子(田中裕子)は、マリ子の絵の師匠・石井の紹介で、西日本新聞社に仕事を貰えないかと売り込みに行った。
先方からは、紙不足で誌面に漫画を掲載することが難しいからと断られたが、マチ子は「絵に関わる仕事ならば何でもやれるから絵画部で雇って貰えないか」とねばり、文部大臣賞を受賞した際の賞状も提示した。
磯野家に、鹿児島に引っ越した伯母の花江から「言葉が分からず困っていて心細い思いをしているから、娘のどちらかを鹿児島に寄こして欲しい」と連絡があった。
母・はるは、マチ子が新聞社での就職を決めて来たことを知ると、マリ子に鹿児島に行くよう指示した。マリ子は了承し「東郷家の嫁として、東郷家から伯父さん(小泉博)のところに通いたい」と申し出た。
ようこが療養所に入るのと同時期に、マリ子も鹿児島に行くため磯野家を空けることになった。
まーねえちゃん93話 1/12日(水)放映 マリ子、東郷家で暮らし始める
鹿児島の東郷家で暮らし始めたマリ子は、姑の家事を手伝いながら、この地での風習(男を立てること)を色々教わった。舅も姑もマリ子が居てくれることを喜び、大事にしてくれた。
マリ子に、マチ子から近況を知らせる便りが届いた。新聞社での仕事は順調だが、愛想がないと言われた事、終業時間にいつも時計を気にしていて、男との約束があるからだと噂されていたこと、嬉しいことにヨウ子の病状が良くなっていることが書かれていた。
その日、早めに仕事を終えたマチ子が療養所のヨウ子を見舞に行くと、ヨウ子は「前の日より多く45分散歩することが出来た」と話し、マチ子も喜んだ。そこにトミ子も魚の干物を持って見舞いに来てくれた。
鹿児島の東郷家では、姑が病のヨウ子のために米を用意してくれ、マリ子が福岡に送ることになった。
まーねえちゃん94話 1/13日(木)放映 鹿児島での日々
翌朝、マリ子はヨウ子への荷物を送るため、農作業に出る舅とともに家を出発した。
駅の荷物発送窓口についたが、梱包が甘く米が漏れてしまっていて、係員の男性に「米の送付は禁止だから没収する」と言われてしまった。
マリ子は「療養所にいる病気の妹に送るものだ」と弁明し、係員が福岡の近隣地域出身と知ると、ご近所話で盛り上げ、何とか送ることに成功した。
その後も何度か、姑や伯母が持って来てくれた食料をヨウ子に送った。
福岡では、靖国神社の例大祭に出席していたお千代姉が帰って来て、ヨウ子のいる療養所に顔を出し、見舞いに来ていたマチ子とも再会を喜んだ。
お千代は東京滞在中、前島姉妹の家の庭に畑を作ってあげて耕し方を教えてあげたと話した。するとマチ子が、自分も仕事は短時間で暇な時間があるから畑を始めると宣言した。
夜、マリ子が東郷家で姑とともに着物の仕立て直しをしながら和やかな時間を送っている時、空襲警報のサイレンが鳴り響いた。
まーねえちゃん95話 1/14日(金)放映 夢に新八郎が現れる
昭和19年の6月、日本上空にB29がはじめて現れた。
福岡の磯野家では、マチ子がお隣の牛尾の旦那さんに避難するよう声を掛けられていたが、マチ子は「焼夷弾から家を守る」と言って家に留まり、火はたきを持って空を睨んでいた。
療養所では、母はるが「何も心配しなくてもいい。人間がいつ死ぬかは神様がちゃんと決めている」と話してヨウ子を安心させ、「防空壕にはもっと具合の悪い人達がいるから、その人たちを優先させよう」と話した。
この日は(八幡製鉄所のある)北九州が襲撃された。
翌日、マリ子が伯父の家に行くと、空襲があったことで、市長である伯父は市役所に詰めっぱなしとなり不在だった。
帰宅後マリ子は、その日姑が作った“じゃんぼ餅”が新八郎の好物だと初めて知り、自分は新八郎の妻なのに何も新八郎のことを知らない、と落ち込んだ。
その夜、マリ子の夢に新八郎が出て来た。新八郎は白い着物姿で、指を怪我してしまったと話した。
まーねえちゃん96話 1/15日(土)放映 新八郎の戦死の報せ
翌朝、マリ子は夢に新八郎が出て来たことを舅と姑に話し、「新八郎さんについて知らないことばかりなので、子供の頃のことから聞かせて欲しい」とお願いした。
舅は、新八郎の子供の頃のことを色々話してくれた。(小さい頃は服を泥だらけにするやんちゃなきかん坊だった、父としては軍医になって欲しかったが新聞記者になると言って聞かなかった、など)
福岡では、療養所のヨウ子の所に、ふざけて転売屋のふりをしたマチ子が現れ、沢山の野菜を差し入れた。野菜はマチ子が職場の人のお子さんにのらくろのイラストを描いてあげたお礼に貰ったものとの事だった。
別の日、マリ子はいつも通り岩村家(伯父の家)に家のことを手伝いに行き、書類を届けるため市役所の伯父の所に向かった。
その頃東郷家に毎朝新聞社(新八郎の出兵前の勤務先)から電話があり、電話を取った姑は、話を聞くと顔を硬直させ言葉を失った。姑は岩村家に電話してマリ子が市役所にいると知ると、必死で走って市役所の市長室に駆け込んだ。
姑のいつもと違う様子にマリ子と伯父は驚き何かを感じ取り、新八郎の戦死の内報が入ったと聞かされると、マリ子は「絶対信じません!」と言って部屋を飛び出て行ってしまった。
マリ子は、新八郎と散歩した西南戦争の戦士の墓地を抜けて桜島の見える丘に行き、「絶対信じない‥」と言いながら涙を流した。
まーねえちゃん91~96話 感想
・お姑さんが教えてくれた東郷家の地域の習慣は、ぎえーって感じでしたが、義父母とも良い人たちで居心地よさそうな実家なのは良かったです。お互い自然に気遣いして仲良くやって行けるスキルはすごいと思います。
・お千代ねえや役の人はお千代ねえやにぴったりで、自然で演技が上手だなあと思いました。
・あんな素敵な新八郎さんが戦死してしまったとの報告には、涙してしまいました。この時代には毬子さんと同じように、恋人や夫や大切な人を失って涙した女性が沢山いたのだ、と思いました。(そして熊谷真実さんの演技が上手かったです)
日本も戦争をしていた頃があったということは、どんどん遠い話になって行きますが、ドラマを通して当時の人々の暮らしや気持ちを知ることで、本当に身近にいた人・大切な人が犠牲になっていなくなってしまうということが伝わって来て、戦争は何があっても起こしてはならないと改めて思います。
■次回あらすじ
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