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まーねちゃん あらすじ97~102話【第17週】終戦を迎える

2022年1月15日

NHK朝ドラ「まーねちゃん」の詳しいあらすじ97~102話(第17週分)をネタばれでまとめました。

昭和20年になり、日本は敗戦し終戦を迎えます。

■前回あらすじ

まーねちゃん あらすじ91~96話【第16週】福岡での疎開生活・辛い報せ

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まーねちゃん97話 1/17日(月)放映 空襲の襲来

東郷(田中健)の戦死の内報を受け、義父母の気遣いでマリ子(熊谷真実)は磯野家に戻って来た。マリ子は元気な風に振る舞い、頑として訃報を認めなかった。

同じように夫(大門正明)を亡くしたお千代(二木てるみ)にも、マリ子は「必ず帰って来るって約束したから、新八郎さんの言葉を信じている」「一緒に何年でも待ちましょうよ」と話していた。

マリ子自身が内報を信じないと言い切るので、周囲も嘆くのもおかしいという雰囲気になった。

時が過ぎ昭和20年3月、軍が施設を使用するということで、ヨウ子(早川里美)は療養所を追い出されてしまった。しかしその頃にはだいぶ回復していて、姉たちに付き添われて海辺を散歩し体力を養っていた。マチ子(田中裕子)は以前と同様、新聞社勤務の傍ら畑仕事に精を出していた。

福岡にも空襲警報が頻繁に響くようになり、その度に人々は防空壕に駆け込んだ。その日、東京では大空襲で8万人以上の人が犠牲になった。

まーねちゃん98話 1/18日(火)放映 東京大空襲の状況

翌朝の新聞で東京の大空襲のことが報じられていたが、被害の詳細は不明で、みな東京の酒田家の消息を心配した。母はる(藤田弓子)は「大造さん(河原崎長一郎)は近所で火事があった時には消火活動で活躍していた」と言ってお隣の牛尾さんの妻(大造の実妹)(新井みよ子)を励ました。

お隣さんたちが帰った後、マチ子とマリ子は「(新聞の報道が)逃げ方を教えているみたいになっている」とこれまでの報道と違ってきていることを不思議がり(これまでは戦う姿勢を報じていた)、東京の状況を不安に思った。

昼間、マリ子はトミ子(村田みゆき)に同行してもらい、物々交換で食料を得て帰って来た。トミ子は4人目の子を妊娠中で、どんな名前にするかについて皆で話していた。

その時、お隣に鶏泥棒が現れ騒ぎになり、マリ子たちが箒ではたいて泥棒が逃げるのを阻止することに成功した。参った泥棒が「うちにも病人がいるから」と言い訳したので、母はるが「どうぞ家にいらっしゃい」と慈悲心を見せ、泥棒は逆に恐れをなして去って行ってしまった。

夜、マチ子は職場の新聞社で聞いた東京の状況について家族に話した。東京全滅というのは全くのデマで、被害に遭っていない地域が焼け出された地域の人を受け入れているとのことだった。

皆一安心していたが、実際の状況は福岡には伝わっておらず、東京は市役所もやられて今日になっても行方の知れない被災者が多くいる状況だった。

まーねちゃん99話 1/19日(水)放映 焼夷弾が落ちる

6月の梅雨の合間、マリ子とマチ子は朝から農作業を行って沢山の野菜を収穫した。母・はるの意向に従い、野菜の一部を教会へ寄付するため、マチ子が一緒に運ぶことになった。

教会までの道中で母は「ヨウ子は以前は自分が庇い過ぎたのもあり消極的だったが、病気になったことで心が成長した」とマチ子に話した。

その日(6/19)、仕事から帰ってきたマチ子は、夕空が異様に赤かったと話した。

夜、また空襲警報が響き、人々は防空壕に逃げ込んだ。ただいつもと違って1時間経っても警報が解除されなかった。やがて敵機が上空に来て、方々に焼夷弾が落とされた。磯野家にも焼夷弾が落とされたと聞き、ショックを受けたマチ子が防空壕を飛び出そうとしたが皆が必死に止めた。

警報が解除され表に出ると、家は焼けておらずそのままの姿だった。父の元部下の村田とお隣の牛尾さんが必死に焼夷弾の火を消し止めてくれ火事を逃れたのだった。一方で街の方には赤い空が広がっていた。(この時マチ子は、非常袋を持っているつもりがカエルを握っていて、それに気づいて別の意味で大騒ぎになった)

まーねちゃん100話 1/20日(木)放映 焼け出された人々

深夜、鹿児島の東郷家の父母は、福岡の様子を心配して磯野家に何度も電話をかけたが、インフラが寸断していたため電話は通じなかった。

幸い空襲の被害を免れた磯野家だったが、町の方に住むお千代姉やトミ子一家の消息が気がかりだった。夜が白み始め、磯野家は怪我をしたり焼け出され困っている人々を家に受け入れ、食べ物を与えて休ませた。

1人のお婆さんは、一緒に逃げていた孫を焼夷弾で亡くしたとのことで、「自分のような年寄りが残ってしまった」と悲嘆に暮れていて、皆かける言葉がなかった。

そこにお千代姉も現れ、空襲から逃れるためボロボロで疲れ果てた状態で、火の中に入って持って来たという、マリ子がお千代を描いた絵を抱えていた。はるやマリ子と顔を合わせると安心して泣き出した。

更に子供を連れたトミ子も無事な姿で現れた。しかし空襲から逃れるために一晩中川に入っていたとのことで、妊娠7か月のトミ子は顔色が悪くひどく疲労していて、しばらくすると苦しみ出し、産気づいてしまった。

母はるはこの場で出産させることを決意し、マリ子に浴衣などを用意するように指示した。すると、先ほどの孫を亡くした婆さんが「うちは産婆だから、安心しなさい。無事取り上げてやるから」と、先ほどとは違ったしっかりした声で申し出た。

トミ子は早産ながらも無事子を産み、マリ子とマチ子は手を取り合って喜んだ。

まーねちゃん101話 1/21日(金)放映 均ちゃんからの便り

7月になり、トミ子とその家族は、焼け跡のバラックで暮らすことになり磯野家を後にした。お千代も「自分も家を出る」と言い出したが、母はるが「ここがお千代の帰る家だ」と諭し、千代は引き続き磯野家に留まることになった。

空襲が起きて以降、たびたび艦載機による襲撃があり、その度にマリ子たちは布団をかぶって室内を逃げまどった。その日は窓ガラスが激しく割られてしまった。

そんな中、東京にいるマチ子の兄弟子・均ちゃん(渡辺篤史)からマリ子宛てに手紙が届いた。

マリ子はいつものように皆に手紙を読んで聞かせたが、出征を知らせる内容に皆言葉を失った。マリ子はその先を目で読み進めると動揺して無言になり、「あとは個人的なことが書かれているから見せられない」と読み上げるのをやめた。

手紙には、戦争での死を覚悟した均の、マリ子への想いが書かれていたのであった。

8月、新型爆弾が広島と長崎に落とされ、ソ連が戦争に加わった。

近隣に間引き疎開(家の取り壊し)の話が挙がり、磯野家もその対象に入っていたが、マリ子とマチ子は怒って断固反対すると宣言した。

まーねちゃん102話 1/22日(土)放映 終戦を迎える

マリ子は市役所の市長に直談判に行き、磯野家を間引き疎開の対象から外すよう訴え、見事希望を通して帰宅した。我が家がこのまま残ることに、姉妹たちは手を取り合って喜んだ。

翌日、マチ子は勤務先の新聞社で「明日、天皇のお言葉が放送される予定で、戦争が終わるらしい」ということを耳にした。

帰宅したマチ子は、このことを家族とお隣さんに話した。牛尾のご隠居さん(増田喜頓)とご主人(三国一朗)は日本の敗戦で戦争が終わることが信じられず、「デマを言うな」と怒って帰ってしまい、ヤケを起こして間引き疎開のための家の取り壊しにかかりはじめた。

8/15、玉音放送が行われ、日本が負け戦争が終わったことが発表された。

翌日、マチ子は勤務先に辞表を出し、すっぱり退職した。夜、磯野家ではこれまで空襲を避けるため点けないようにしていた電灯をこうこうと灯らせ、戦争が終わったことを実感し、喜びに沸いた。

まーねえちゃん97~102話 感想

■次回あらすじ

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