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「動物のお医者さん」は面白い

2022年10月29日

「動物のお医者さん」の概要や簡単な感想を紹介します。

漫画「動物のお医者さん」の内容

著者:佐々木倫子
連載:1988年~1993年 全12巻

「動物のお医者さん」は、ハムテルこと西根公輝が、獣医を目指しH大獣医学部で奮闘する日々を描いた物語で、舞台が札幌で北大がモデルとなっています。

ひと癖もふた癖もある個性的な学生や教授と、ペットや患畜など動物にもセリフがある独特なストーリーで笑えて、取材に基づき描かれた授業や実習の様子も理系の世界が知れて興味深く、とても面白い漫画です。

(当時この漫画のヒットで、北大獣医学部の受験倍率が高まるという社会現象も起きました)

細かいあらすじの紹介は膨大になるので、どんな話があるか分かるよう内容の一部を一覧にしました。

なお、1巻の1話~3話は無料で試し読みが出来ます

巻数内容

1巻

1漆原教授との出会い(試し読み)
2子犬の名づけ(試し読み)
3チョビを動物病院へ連れて行く(試し読み)
4スナネズミが増えた
5ブタの飼育実習(菱沼さん初登場)
6ミケが手違いで手術されそうになる
7血液検査騒動
8菅原教授は馬が好き
9鶏のヒヨちゃんは最強(回想)
10ネズミ嫌いの二階堂
11獣医学部の運動会
2巻1いたずら書きメモの犯人は誰
2モズの雛を拾う
3試験シーズン
4夏休みの牧場実習①
5夏休みの牧場実習②
6菱沼の腹痛
7鶏のヒヨちゃんのお見合い
8学祭で一日獣医さん
9わがまま犬スコシ
10片づけ魔の小夜ちゃん
11スナネズミの見分け方

 

巻数内容
8巻1チョビの赤ちゃん時代①(回想)
2チョビの赤ちゃん時代②(回想)
3違法駐輪の高校生との攻防戦
4チョビを連れて海に行く
5毛刈りの窓
6菱沼の博士論文
7おばあさんがインコを預かる
8菱沼とニャオンとハナちゃん
9二階堂vsネズミ
9巻1チョビがモデル犬デビュー
2猫の泉(二階堂の卒論)
3菱沼を追う雪道の足跡は誰
4再び犬ぞりの季節①
5再び犬ぞりの季節②
6ヒヨちゃんの友だち
7獣医師国家試験
8卒業後の平九郎のすまい
9初めての散歩(回想)
10動物園実習でアザラシの世話

 

感想・考察

最近30年振りくらいに久しぶりに読みましたが、すっかり内容を忘れてた話も多く、楽しく読みました。

 チョビがとにかくかわいい

ハムテルの飼い犬・チョビは性格が穏やかでとてもかわいいです。作者が愛情込めて描いてるのが伝わって来ます。特に脚がかわいいのと、子犬時代がかわいい。

ただ、最近全巻を読み返して気づいたのですが、9・10巻くらいでチョビの顔が変化しているように見えました。

昔の絵はよりかわいくてキャラクターっぽさが強かったですが、最後の方は実際のハスキーに近い感じになり、セリフが減った気がします。(他の登場人物や動物の顔は変わっていないので、画風が変わったわけではなさそうです)

この漫画で起きたハスキー犬ブームからは、飼うのが大変で育てられなくなるという問題が起きていたそうなので、もしかしたらそれも問題も関係あるのかなと思いました。

(「漫画みたいにかわいくて従順だと思ってたのに現実は違った」とクレーム的に思ってる人がいて、それを受けて絵柄を変えたとか)

もしチョビが珍しい犬種の犬でなければ、しゃべったりデフォルメされていても漫画上の表現と思えるけど、ハスキー犬だとほとんどの人が見たことないから、ハスキー犬=チョビ というイメージを持つ人も多かったのかなと思います。

 菱沼さんは何歳?

獣医学部のヘンな先輩・菱沼さんは何歳なのかですが、ハムテルが2年生(20才位)の時、菱沼さんは博士課程で、25才位のようでした。

なおドラマでは菱沼さん役は和久井映見さんが演じていて、すごくハマってました。

 

「動物のお医者さん」は連載誌が「花とゆめ」という少女むけ雑誌で、当時の読者も女性が大半だったと思いますが、性別を問わない面白さで男女問わずおすすめです!! 当時読んでいた方も、大人になって読み返してみるとまた違った面白さや新たな発見があるかもしれません。

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