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ジャイアンの「心の友よ」の意味|赤毛のアンが元ネタ?

2020年5月4日

「ドラエえもん」のジャイアンが時々のび太に言う ”心の友よ” のセリフは、「赤毛のアン」が元ねたなのではと思ったので、少し深堀りしてみました。

「心の友よ」の由来を深堀り

ある日、東京MXTVで再放送されていたアニメ「赤毛のアン」を、懐かしいなーと思い何となく見ていました。

この日の回は、アンが、近所に住む親友・ダイアナと一緒に森に遊びに行くという内容で、アンはダイアナのことを「心の友」と表現していました。この時ふと、ジャイアンの同じセリフが頭によぎりました。

子供の頃に「ドラえもん」を見ていた時は、ジャイアンがのび太に頼み事がある時などに、態度が急変して出て来るセリフとして笑ってましたが、今になって赤毛のアンとのつながりがあるのか、と思い始め、本当なのか検証する為、作品が出来た年代について調べてみました。

・テレビアニメ化は、「赤毛のアン」も「ドラえもん」も、1979年で同年

・原作は、「赤毛のアン」が1908年初版・邦訳版は1952年出版(アニメは1973年の神山妙子訳の翻訳本" を元に映像化)、

「ドラえもん」は1969年連載開始で、"心の友" のセリフの初出は、てんとう虫コミック11巻(1976年発売)※藤子F不二雄公式ミュージアムブログより

と分かりました。

 

年代的にも、赤毛のアンの方が先に出来た物語ですし、ジャイアンのあの言いっぷりも、アンの言い方を真似て言っているイメージな気がしてきました‥。

作者でない限りはっきりしたことは言えませんが、多分そうなのではと思います。(もしかしたら、上の世代の方や詳しい人からすると、周知の事実なのですかね)

 

赤毛のアンについて

アニメ「赤毛のアン」は、まだナウシカなどの作品が世に出る前の時代に、宮崎駿氏、高畑勲氏が携わりアニメ化された作品です。

「赤毛のアン」は、1908年に発売されたカナダの作家・ルーシー・モンゴメリ作の物語で、美しい自然に囲まれたカナダのプリンスエドワード島を舞台に、孤児院から引き取られた赤毛の少女・アンの過ごす日々が描かれています。

想像力豊かでおしゃべりで陽気なアンは、赤毛とそばかすがコンプレックスで、近所に住む同じ年のダイアナが美しい容貌だということを聞き、会う前から憧れを抱いていました。

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みずのと

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