ドラマ JIN-仁- は大沢たかおさん主演の医療&時代劇ドラマで、主人公の医師・南方仁が、タイムスリップした幕末で医療に携わる物語です。
以下に2009年版・第1話の詳しいストーリーをネタバレ込みで詳しくまとめました。(初回は二時間スペシャルです)
「JIN」はTBSの日曜劇場で2009年にパートⅠ、2011年にパートⅡ(完結編)が放映され、総集編がJINレジェンドとして放送されています。
■キャスト:大沢たかお(南方仁)、中谷美紀(友永未来)、綾瀬はるか(橘咲)、麻生祐未(橘栄)、小出恵介(橘恭太郎)、内野聖陽(坂本竜馬)、桐谷健太(佐分利祐輔)、タエ(戸田菜穂)、山本耕史(研修医の野口)、原千晶(看護師の博美)
■主題歌 MISIA「逢いたくていま」
JIN1話 プロローグ 謎の患者と胎児様腫瘍
お茶ノ水の東都大学病院の脳外科医・南方仁には、同じく医者の友永未来(みき)という婚約者がいたが、脳幹部に助かる見込みのない腫瘍が見つかり、手術の失敗で植物状態になっていた。
そんなある日仁は、病院に運び込まれた身元不明の男性患者を手術した。患者には外傷に加え脳に腫瘍があり、摘出した腫瘍は胎児の形をした珍しいものだった。(手術中、仁は激しい頭痛に襲われた)
夜、その患者が部屋から姿を消した。仁が発見したが、屋上近くでもみ合いになり、2人は階段から落下した。
感想
・大沢たかおさん演じる若手医者のキャラクターが、実際にいそうで親しみを感じます。手術の腕もいい上に患者からも好かれる性格だなんて、かなり完璧なお医者さんだなと思いました。(しかも外見もかっこいいという最強さ)
・仁が勤める病院のモデルは順天堂大学で、撮影でも実際の建物が使われ、順天堂大学の学是も「仁」だそうです。御茶ノ水の風景は馴染みがあるので見ていて面白いです。
JIN1話 幕末へタイムスリップ
仁が目覚めると周囲は林で、患者が持っていた救急バッグだけがあり、近くで侍が切り合っていた。時代劇の撮影と思ったが飛んできた血は本物で、仁をかばった侍が額を斬られた。
仁は、侍(橘恭太郎)を湯島の彼の家に運び、救急バッグの手術道具と、恭太郎の妹・咲に用意してもらった熱湯消毒した大工道具や白い布、焼酎などを使って手術を行った。(頭蓋骨を削って血腫を取り除く)
その日は橘家に泊めさせてもらった。
翌朝咲に聞いたところ、今年は文久2年(1862年)とのことだった。
感想
・インタビュー番組で大沢たかおさんが話してましたが、JINのドラマはロケ場所も厳選していたため、かなりのハードスケジュールだったそうです。
(このシーンは絶対この場所で撮る!というのがあり、あるシーンの撮影後、他県のロケ地に行って次のシーンを撮るみたいな感じ)
そんな知られざる苦労のおかげで、ドラマがより完成度が高いものになったんだなあと思いました‥
JIN1話 麻酔なしの手術
仁は腫瘍の標本を探して歩く中、土佐弁を話す男と出会い、その声がタイムスリップする時に聞いた声だったので、その男を追いかけ町に出た。
町では、子を庇った母親が馬に轢かれて額に傷を負い騒ぎになっていた。
仁は土佐弁の男に頼んで、橘家に置いたままの手術道具を持って来てもらい、番所でこの女性の手術を行った。
仁は、現代の薬や技術へのありがたみを改めて感じ、帰り道、元の世界に帰れない淋しさに涙した。橘家に戻ると、予想に反して快く迎え入れられた。
持って来ていた未来との写真を見ると、構図が微妙に変わっていた。
感想
・原作者の漫画家・村上もとかさんが現在70代(1951年生まれ)と知り驚きました。と同時に、難しい題材が沢山取り込まれた物語なので、ベテランだからこそ出来る作品なのだろうと納得しました。
・このドラマはストーリーの面白さゆえ大ヒットしたと思っていましたが、俳優さんたちがみな演技が上手いので物語にすっと入り込めるというのもあるなと思いました。しかも皆さん江戸時代の格好が似合ってます。
・医療に限らず、先人や世の中の人々が作り上げて来てくれたシステムなどへの感謝の気持ちというのは、私も年を取るほど感じます。(若い頃はそんなことは思うことも少なく、当然のよう思っていた部分があります)
■次の回のあらすじ
「JIN-仁-」あらすじ 第2話|コロリ流行
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