ドラマ「JIN-仁- 完結編」のあらすじ 最終話の詳しいストーリーをまとめました。
2時間スペシャルのため文章も少々長いです。
キャスト:大沢たかお(南方仁)、綾瀬はるか(橘咲)、麻生祐未(橘栄)、小出恵介(橘恭太郎)、桐谷健太(佐分利祐輔)、中谷美紀(花魁・野風/未来)、小日向文世(勝海舟) 他
-
「JIN-仁-完結編」あらすじ 第10話|坂本龍馬、暗殺(後半)
続きを見る
あらすじ1 彰義隊の戦
徳川に忠誠を尽くす彰義隊が寛永寺に集結していた。
仁は、江戸で最後に出来ることを考え、仁友堂の仲間に、自分が死んだら腑分けするよう話し、体調が悪いのをおして脳に関する集中講義を行った。
仁たちは恭太郎に会うため橘家を訪ねたが、恭太郎は上野に向かった後で、死を覚悟する書き置きが残されていた。
咲は恭太郎を連れ戻すため上野に向かった。道中、随所に傷を負った兵隊が横たわっていて、恭太郎を見つけた時、咲は流れ弾で腕を撃たれてしまった。
あらすじ2 咲が緑膿菌に感染
仁が設置を指示した野戦診療所では、西洋医学所の医師たちも治療にあっていた。被弾し処置を受けていた咲は「蘭方と本道の医師が手を取り合い治療にあたるなど夢を見ているようだ」と感慨深く言った。
外に出た恭太郎は「恭太郎さんが命がけで守ってきたのは橘の家なのでは」と仁に声をかけられ、上司に戦に戻るよう命令されたが、診療所を手伝うことを選んだ。
戦はわずか一日で彰義隊の敗戦で終わったが、咲が緑膿菌に感染し、命が危ない状況になった。
仁が看病している時、目を覚ました咲が「先生が未来に戻った夢を見た。先生のガンが治せるから良かったと思った」と話した。仁は咲を愛しく思い抱きしめた。
仁は、6年前タイムスリップする時、緑膿菌の治療薬・ホスミシンの瓶を服のポケットに入れたことを思い出し、龍馬の声に導かれ、タイムスリップ前に重症の患者(=自分)が見つかった錦糸公園に向かい、丘を登って崖に飛び込みその場から消えた。
あらすじ3 現代に戻る
仁は現代に戻っていて、病院で現代の自分に手術された。手術後ベッドを抜け出し、手術室からホスミシンと救急バッグなどを持ち出し逃走した。
咲が待つ幕末へ再び戻ることを願ったが、屋上で現代の仁に追われもみ合いとなり、その場から消えたのは現代の仁だった。
その後仁は病室で目を覚まし、自分が自分に手術した事実も消えていた。病院に恋人の未来は居ず、東洋内科があり60代で会計が無料の人がいるなど、かつていた世界と少し違っていた。
仁は事態を理解する糸口を見つけるため、研修医の野口に自分の体験を小説の構想として話し、タイムスリップの考え方について相談した。
すると野口は「パラレルワールド」の考え方を説明した。(この世界は地層のように何層にもなっていて、A層からタイムスリップするのはB層の過去で、B層にタイムスリップした男はB層の現在に戻り現代の医師に手術される。そして手術した医師はC層にタイムスリップする、と無限ループする仕組み)
胎児様腫瘍や謎の声は「バニシングツインでは」と野口は言った。(元々2つあった受精卵が吸収されて消え、残った方に取り込まれる)声が聞こえたのは、心臓移植された人がドナーの趣向に近くなる症例があって、仁の小説の設定だと、男は龍馬の血などを浴びて、人格が頭の中の胎児と一体化したという形では?とのこと)
あらすじ4 結末・咲からの手紙
図書館の医学の歴史の本には、ペニシリンを土着的に生産していたとして仁友堂と仲間の写真が紹介されていた。
橘家の辺りには橘医院という病院があり、友永未来そっくりの女性から橘咲について話を聞くことが出来た。
咲は明治維新後に病院を開き長生きし、一度生死を彷徨った時には、兄が拾った薬で助かったらしく、晩年の写真や仁友堂の仲間との写真、養女との写真も見せてもらった(養女の名は安寿、野風の子)
帰り際、仁は女性から古い紙を渡された。仁が女性に名前を聞くと「橘未来だ」と答えた。
手紙には、咲の仁に対する想いが綴られていた。
仁は、自分の記憶も薄れてしまうかもしれないが、当たり前のこの世界は過去の人々の苦労でなっていることを忘れない、今度は俺が未来のため‥と思った。
仁の勤める病院に橘未来が脳腫瘍で救急搬送されて来た。仁は執刀を申し出た。
完