ドラマ「JIN-仁-」のあらすじ 第5話(パートⅠ(2009年放映))の詳しいストーリーです。第5話では、仁は遊郭・鈴屋で野風の先輩花魁・夕霧の治療を行います。
キャスト:大沢たかお(南方仁)、綾瀬はるか(橘咲)、麻生祐未(橘栄)、小出恵介(橘恭太郎)、内野聖陽(坂本龍馬)、桐谷健太(佐分利祐輔)、中谷美紀(花魁・野風)、高岡早紀(夕霧)、武田鉄矢(緒方洪庵)、小日向文世(勝海舟) 他
■前回のあらすじ
「JIN-仁-」あらすじ 第4話|吉原の遊郭の花魁・野風
続きを見る
あらすじ1 梅毒にかかった女郎・夕霧
仁は吉原で、重度の梅毒患者・夕霧(高岡早紀)を診た。夕霧は野風の先輩花魁で、皮膚の状態も悪く寝たきりに近く、手の下しようがない状態だった。
仁は洪庵に相談した上で、鈴屋に女郎のお調べ(検診)を提案した。しかし店主は渋り女郎たちはみな拒否した。
野風は「余計なお調べだけされて仕事がなくなったら、どうやって生きていけというのか」と苛立ちながら言った。
仁は、ペニシリンがあれば運命を変えられるかもしれない、「そのためにこの時代に送られて来たのかも」と思った。
あらすじ2 ペニシリンの製造に挑む
仁は、青カビから油を介して梅毒に効く薬を取り出す方法を思い出し、洪庵に頼んで、医学所で薬の製造に挑みはじめた。そして皆に協力を仰いでカビを集めた。
仁は皆に「うまくいけば梅毒以外の不治とされてきた病も治すこともできる」「医学界は目覚ましい進歩を遂げるはずです」と言い、ペニシリンの製造工程を説明した。一方、洪庵の反対勢力はその活動を批判的な目で見ていた。
西洋医学所内にペニシリン製造所が設けられ、いくつもの工程を伴うペニシリン抽出の試みが実施された。その結果、薬効があるものができ、皆歓喜に沸いた。一方仁は"これは許される行為だったのか"と考えた。
その頃、夕霧の危篤となっていて、仁は吉原に行って診察を行った。意識が戻れば助かる可能性があり、点滴を打ちペニシリンの静脈注射を何本も行った。
あらすじ3 未来との出会い
その後も医学所で製造されたペニシリンが届けられ夕霧は回復を見せたが、少量で効力も不安定で、5日目の朝、夕霧は危篤を迎えていた。
咲は化粧をしてあげたいと申し出た。鏡で自分の顔を見た夕霧は、肌の状態が良くなっていることに喜んで息を引き取った。野風は泣きながら仁に礼を言った。
ペニシリンの作り方は婚約者の未来から聞いたもので、そのことを咲にも話した。
学生時代、仁が休み時間に仲間と漫画のエピソード(青カビを集めてペニシリンを作って感染症を直す)について談笑していた。
未来は同じ大学の学生で、偶然会話を聞いていて、後日仁に、自分が行っている天然ペニシリンの精製に関する研究資料を見せたー
仁が部屋に戻って写真を見ると、写真の構図が変わっていた。(野外でバーベキューをしている構図になった)
その頃、西洋医学所の設立者の伊東玄朴が、奥医師筆頭の地位を追われ失脚し、その派閥が医学所に不満を抱き、何かを企てようとしていた。
ペニシリンとは
ペニシリンについて辞書から転載しました
ペニシリン(penicillin)
抗生物質の一。1928年にA.フレミングがアオカビ(学名ペニシリウム)から発見。アンピシリンなどの合成ペニシリンもある。ぶどう球菌・淋菌・梅毒スピロヘータ・肺炎双球菌などに有効。
■次の回のあらすじ
「JIN-仁-」あらすじ 第6話|西洋医学所の内紛
続きを見る