NHK朝ドラ おしんのあらすじ 43話・44話・45話 のストーリーです。
加賀屋のお嬢様・加代はおしん宛ての手紙を勝手に開封し、家出して浩太について行ってしまいました。一方おしんは、加代のことを隠しておくのが辛く、縁談も破談にしてしまったので、加賀屋をやめることを決意します。
出演者:田中裕子(おしん)、東てる美(お加代様・加賀屋の長女)、渡瀬恒彦(並木浩太)、長岡輝子(加賀屋の大奥様)、小林千登勢(加賀屋の若奥様)、石田太郎((加賀屋の主人)、大塚ちか子((加賀屋の次女)、泉ピン子(おしん母)、伊東四朗(おしん父)、千野弘美(おしんの長姉)、吉岡祐一(おしん兄) 他
■前回あらすじ
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おしんのあらすじ 40/41/42話|初恋の人・浩太さんは農民運動の活動家
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おしん 43話 加代の失踪
おしんは加代を探し周ったが、見つからなかった。
家に戻ると、若奥様が加代の置き手紙を見せた。"考える所があり家を出る。探さないで下さい"という内容でだった。
おしんは駅にも探し行った。駅員は、男女が上野行の切符を買ったことを教えてくれた。
汽車の中、加代は浩太に「東京の知り合いに下宿先を探してもらって働くつもり。あなたには迷惑かけない。ただ、あなたが居るから東京に行く決心をした事を忘れないで下さい」と話した。
若奥様は、加代の部屋の荷物が持ち出されていることを確認し、大奥様にも加代が家を出たことを打ち明けた。
おしんは大奥様に「加代に男はいなかったか?」と聞かれ、おしんは聞いていないと答えた。すると大奥様は「ならば大騒ぎする事ない。金がなくなったらすぐ帰ってくる」と言った。
おしんは加代から便りを待ったが、10日経っても何の音沙汰もなかった。そんな中、おしんは桜木家から菖蒲を見る会の手伝いに呼ばれ、桜木家の庭で客に茶を立てた。
庭で片付けをしている時、酔った様子の婚約者の桜木が抱き着いて来て、おしんは嫌でたまらず、桜木を池に突き落としてしまった。
おしんが加賀屋に戻ると、大奥様が「どんな了見だ。先方から婚礼を取り消す連絡が来た」と知らせ、謝りに行くよう言った。
43話 感想
・最後の、おしんと桜木氏との思わぬ展開にちょっと笑ってしまいました。また、不思議な雰囲気の桜木氏を演じる俳優さんが(つかみどころがなくて冴えない感じを体現していて)上手いなあと思いました。
昔のお見合いでのは結婚というのは、結婚していざ一緒に過ごしはじめて、相手が合わないということに気づくというのは、実際にあったのだろうなと思います。
そう考えるかなり賭けというかリスキーですね‥(そんな相手と一生一緒に過ごさねばならないというのは地獄感があります‥)そういう意味ではおしんは結婚前にこういう事態になって、良かったといえば良かったですね
・酒田に鉄道の駅が開業したのは1914年で、加代が家出した年の2~3年前ですね(ちなみに山形駅の開業は1901年です)
もし鉄道がなかったら、加代の家出は失敗していたかもしれないし(鉄道がないとなると、馬車または船で移動するのか?)、そもそも浩太も酒田に来てなかったかもしれないので出会ってなかったかもしれないですね。人々が自分の行きたい所に行けるようになったのも、文明化のなせるわざですね。
おしん 44話 縁談を断り加賀屋を去る
大奥様は「二度とこんないい縁談は来ない。謝れば分かってくれる」と諭したが、おしんは「嫁に行くつもりはない」と言って謝った。
大奥様は「なぜ初めに断らなかった!お前のため思ってるんだぞ」と嘆いた。おしんは「長い事可愛がって頂いたがお暇を頂きたいと思う。ご迷惑かけてしまって…」と言った。大奥様は「他に好きな男が居るのか」と聞いた。おしんは無言だった。
おしんが荷造りをしている時、母・ふじが訪ねて来た。大奥様に呼ばれて来たという。ふじが説得しようとしたので、おしんが桜木のことは生理的に受け付けないと話すと、母は理解を示しつつも「もう少し加賀屋さんに置いてもらえれば」と言った。
するとおしんは「お加代様はおれの好きな人と逃げたんだ。でもそれだけは死んでも言えない。そんな秘密を隠して毎日過ごすのは地獄だ。だから加賀屋を辞めてお加代様の事も忘れたい」と懇願した。
おしんは本当に加賀屋を去ることになった。おしんは改めて謝りった。主人はこれまでの働きを労ってくれ、加代の妹・小夜は淋しがり、大奥様は「これから何かあったらいつでも来い」と言って、餞別の金くれた。
44話 感想
・おしんが結婚をやめたい理由を母親に話した時、ふじが納得してそれほどツッコミを入れず普通に受け止める流れが何か面白かったです。
おしん 45話 おしん故郷に帰る
おしんは、8年振りに故郷に戻った。家の前で父・作造に再会したが、作造は成長した娘に初め気づかなかった。
おしんは作造に、縁談話がなくなった事を伝えた。作造は一瞬狼狽したものの「奉公して働いた方が銭が入る。うちは借金でまだ大変だ、おしんの仕送りだけが頼りだ」と怒りはしなかった。
外出から戻って来た兄・庄治とも再会したが、庄治は長姉・はるを背負っていた。はるは製糸工場の過労で肺病にかかっていて、隔離しないと家族にも感染すると医者に言われていて、どうしようもない状態だった。
「治療すれば良くなる」というおしんに、兄は「金がない」と言い返した。言い争いを見かねたはるは自分から「納屋に行く、医者も薬もいらない、もうどうしようもない」と言った。
おしんが医者を呼んではるを診てもらったが、やはり覚悟が必要な状態だった。庄治は、はるとおしんがいることで金が減ると愚痴を言い、おしんと口論になった。作造は「ひどいのは製糸工場だ」と怒っていた。
はるは、自分の命を覚悟していて、懸命に世話をしてくれるおしんに、「生まれ変われるとしたら小作の家だけには生まれて来たくない」としみじみと言った。
45話 感想
・故郷に帰ったら帰ったで新たな苦難が生まれて、おしんは大変だなーと思います。
はる姉ちゃんは「野麦峠(ある製糸工女哀史)」のような感じですね。まだ10代なのにかわいそう。何とか回復してくれるといいのですが‥。
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