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まーねえちゃん あらすじ127~132話【第22週】「サザエさん」の大ヒット

2022年2月20日

NHK朝ドラ「まーねえちゃん」の詳しいあらすじ127~132話(第22週分)をネタばれでまとめました。

この週は、サザエさん1巻が次々返品されてしまい、2巻も大手取次店に買い取って貰えず、背水の陣に立たされたマリ子でしたが‥

■前回あらすじ

まーねえちゃん あらすじ121~126話【第21週】サザエさんの本を出版!

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まーねえちゃん127話 2/21日(月)放映 神保町の問屋へ売り込みに

マリ子は均からのアドバイスに従い、大量のサザエさん1巻の在庫のことを相談するため陽談社の塚田を訪ねた。塚田は頭を抱えながらも「神田村(今の神保町)に売り込みに行ってはどうか」と助言した。

マリ子は均とともに本を抱えて神田のバラックの書店問屋をまわり、専門用語に慣れないながらもサザエさんの本を売り込みを行った。本の中身を見て面白そうだと感じた店主は、本を置くことに応じてくれた。

帰宅して皆に戦果を報告していると、母はるは「自分はこれから畑仕事をする。用賀に500坪の土地を買って来た」と言って娘たちをあ然とさせた。

翌日は、痔の具合が悪くなった均に代わって、天海とお千代が手伝ってくれ、天海の店のリヤカーに本を積んで問屋街を周り、5千部も置いてくれる店も見つけ、上出来のうちに帰ってきた。

しかしその夜、天海は熱を出して寝込んでしまった。マラリアのようだった。

まーねえちゃん128話 2/22日(火)放映 返品の山

天海は戦地でマラリアにかかったことあり、この日はそれが再発したのだった。

お千代が粉薬を飲ませたが、天海が上手く飲めなかったので、お千代が口に水をふくんで口移しで飲ませた。

翌日の書店周りはマリ子とお千代で行った。ある店で、店員がマリ子たちにお茶を出そうとしてくれていたが、店主が「客じゃないんだから出す必要はない」と店員を叱っていた。

マリ子はお茶を貰えなかったことにショックを受け、帰宅した後、一時的に具合の良くなった天海にそのことを話した。すると天海は「それが商売ってもんだ。”お茶なんてくれなくていいから一冊でも多く、一銭でも高く本を買って下さい”と言えたら一人前だ」と商売の心得を説いた。

書店周りを続けて半月たち、家に積んでいた本もだいぶ減ったが、前回5千部納めた問屋で「全然売れないから4千部持って帰って」と言われてしまった。

家に帰ってそのことを皆に報告している最中、マチ子がお腹を押さえて苦しみ始めた。スルメの食べすぎによる胃痙攣だった。

まーねえちゃん129話 2/23日(水)放映 サザエさん2巻の出版に踏み切る

マチ子は胃の不調を抱えつつも締め切りを死守するため仕事を続けた。

問屋に納めたたサザエさんの本が返品される事態は続いていて、磯野家の居間は再び堆い本の山に囲まれていた。(返品は、サザエさん1巻が本屋に並べずらい形なのが原因だった)

返品される原因を知った母はるは、借金をして形を変えた2巻を発行するようマリ子に言った。マリ子は妹たちとともに驚きながらも母の命令に従い、陽談社の塚田に相談しに行った。

塚田は「出版ならうちがやるから本業の挿絵で稼げば失った金はすぐに取り返せる」とマリ子に挿絵業に戻ることを勧めたが、マリ子は「母に言われたので」と言って引き下がらず、何とか借金を取り付けた。

その日、戦前闇屋として出入りしていた天松屋が磯野家に訪ねて来た。安いコストで紙の手配や製本を請け負うことが出来るという天松屋に、マリ子は不安を抱きながらも2巻の製本を依頼することにした。

マリ子は借金して得た大切な金が無駄にならないよう、印刷や製本がきちんと進んでいるかを現場に行って監視した。

まーねえちゃん130話 2/24日(木)放映 サザエさん2巻が完成

マリ子は朝から晩まで製本の現場を見に行き、作業がきちんと進められているかを確認する毎日を送っていた。

その日は折り屋の作業が遅れていたので折り屋にも行った。他の客の割り込みが入りそうになると、ライバル客に負けじと職人さんに心づけを渡して、自分たちのものを後回しにしないよう訴えた。

マリ子が夜遅く帰ってしばらくすると、寝ていたはずの母や妹たちが「体がかゆい」と言って起きて来た。翌日、天海に聞いた所、原因は南京虫で、マリ子が製本現場から連れてきたのだろうということを教えてくれ、白い粉の殺虫剤(DDT)を持って来てくれた。

夏の終わり、サザエさん2巻1万部が完成した。マリ子その晩の寝入りばな、果たして1万部が本当に売れるのか不安になった。すると夢の中に、戦地から戻って来ない夫・新八郎が出て来て、「明るく元気いっぱいでいることが大事だ」と言って、よく眠れるよう励ましてくれた。

翌日、マリ子たちは1巻の時と同様、取次店に本を売り込みに行った。やや強引に納品して行く中、ある店の店主から「ちゃんと数えたのか。1束25冊の所、24冊しかない」と言われてしまった。「素人が製本屋にごまかされること良くあることだ」と言われたが、マリ子はまたしても不安な気持に襲われた。

まーねえちゃん131話 2/25日(金)放映

取次店周りを行った翌日、磯野家に取次店から電話が入り、昨日預かった分のサザエさん2巻が全部売れてしまい、本屋がもっと欲しいと言っているので品物を手配して欲しいとの話を受けた。

マリ子は驚きで言葉を失いつつも、すぐに神田村の取次店の様子を見に行った。

店主たちが「もっと納めて欲しい」と訴えるので、マリ子が「増刷した1万部は御徒町の問屋も含めほぼ配り終わってしまい、追加の増刷はお金がなくて出来ない」と答えると、店主たちは「(一か月後先の支払いを)代金は今払う」と言ってまでサザエさん2巻を欲しがった。

その頃、マチ子の所に福岡新聞の小田が、サザエさんの続編の依頼の話を持って訪ねて来た。福岡・北海道・名古屋の3誌同時連載で原稿料もとのことだったが、マチ子は「いったん家族に相談してから回答する」と答えた。

帰宅したマリ子とマチ子は、今後の仕事について母から「神様はそれぞれにあった仕事を与えてくれる」とアドバイスを受けた。

そう言われたものの、マリ子は挿絵の仕事に戻るつもりだったので、増刷のことに悩んでいて、マチ子もサザエさんの連載再開を決めかねていた。

その時不意に、上野に暮らしていた頃世話になっていた植木職人の植辰が訪ねて来た。植辰は、若い職人仲間が「サザエさん」の漫画を読んでいたのを見て、磯野家が東京に戻ってきていることを知り、訪ねて来たとのことだった。

マリ子たちは植辰との再会を喜びながらも、東京の人々の消息について話が及び、酒田燃料店の主人・大造が空襲で命を落としたと知ると、言葉を失い悲痛な面持ちになった。大造の母・ウメと嫁は、嫁の北関東の実家に身を寄せているらしいとのことだった。

また植辰の息子・栄一は、戦時中に関東軍に召集され満州に行ったきり帰国しておらず、おそらくシベリア抑留ではとのことだった。

植辰が帰宅した後、マリ子もマチ子も、「サザエさん」を出版したおかげで知人と再会できたことでやる気が増し、新しい仕事を頑張る決意をした。

間もなくして、「サザエさん」の連載が3誌で再スタートした。

まーねえちゃん132話 2/26日(土)放映 三吉・ウメ婆さんと再会

北海道の開拓地で暮らす三郷から便りが届いた。サザエさんの連載が北海道でも見れるようになったこと、過酷な開拓地で明るく働いてくれる道子だが、もし可能ならば、本人のことを考え磯野家で預かってもえないか、という内容だった。

母はるは三郷の願いを全面的に受け入れ、道子を迎えに行くためにすぐに北海道に向かった。

はるが道子を連れて帰って来る前の日、酒田燃料店の奉公人・三吉が戦地から帰還し、植辰に連れられて磯野家を訪ねて来てくれた。

マリ子たちは三吉が無事戻って来てくれたことに喜んだが、三吉は店主の大造が空襲で命を落としたことに心を痛め、行方の分からないウメ婆さんのことを心配していた。三吉は「お使いで行ったことがあるから」と言って、マチ子に大造の妻の栃木の実家に一緒について来てくれるよう頼んだ。(マチ子は仕事で多忙だったためマリ子が同行することになった)

翌日、マリ子が三吉に付き添って栃木の田舎を訪れると、ウメ婆さんは別人のように元気を亡くして布団に伏していたが、三吉との再会に涙を流して喜んだ。三吉は「酒田燃料店の看板を下さい。僕がもう一度お店を構えます」とウメと奥さんに言い、皆号泣した。

マリ子が磯野家に戻ると、母はるも道子を連れて磯野家に戻って来ていた。はるは「サザエさん2巻をじゃんじゃん増刷して儲けなさい!」「三吉さんにお金を貸して店を構えてもらえば、おばあちゃまにもそれだけ早く戻って来て貰える」と言った。

道子はお千代から指導を受けながら磯野家のお手伝いをすることになった。

まーねえちゃん127~132話 感想

・毬子さんの頑張りの結果2巻は大当たりして、実際には一か月で17万部売れたそうです。

下記は復刊版サザエさん2巻です。

 

・植辰さんの息子の栄一さんもまだ帰還していないとのことでしたが、磯野家が引っ越してきて間もない時に、幼いヨウ子のために必死に鶏の鳴き真似をしてくれたシーンが心に残っています。時間がかかっても帰って来てくれるといいのですが‥

■次回あらすじ

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