仁(完結編)の第8話ストーリーをまとめました。
キャスト:大沢たかお(南方仁)、綾瀬はるか(橘咲)、小出恵介(橘恭太郎)、内野聖陽(坂本竜馬)、桐谷健太(佐分利祐輔)、中谷美紀(花魁・野風/未来) 他
■前の回のあらすじ
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「JIN-仁-完結編」あらすじ 第7話|野風の結婚式・大政奉還が近づく
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あらすじ1 野風の出産が間近に
仁は、龍馬の文が盗まれていたことから、念のため龍馬からの手紙を燃やした。そして頭痛に耐えながら龍馬への手紙を書いた。10月に野風の出産を控え、龍馬を探しに出かけられなかった。
咲は野風の出産に備え、福田から紹介された産婆のもとで出産現場に立ち会い経験を積んだ。一方仁は、奥医師に指名された。
日が経ち、出産を控えた野風が仁友堂に現れた。検診では子は順調で癌もさほど進行していなかった。
しかし仁友堂に滞在中に、腹の子が逆子になってしまい、仁友堂の麻酔は強すぎて出産には使えないので帝王切開は行えず、福田が灸で逆子を治す治療を続けた。
その頃、龍馬の提案を受け入れ、土佐藩主・山内容堂が幕府に大政奉還を進言することになった。(大政奉還:幕府が天皇に政権を返上すること)、龍馬は西郷に、このことを伝え戦を回避するよう説得したが、受け入れられなかった。
あらすじ2 麻酔なしの帝王切開
夜、野風は予定よりもかなり早く陣痛が始まってしまった。仁は福田を呼びに外に出た。必死に逆子をなおそうとする咲に、野風は「自分が子を産んだら先生の思い人をもう一度作るかもしれないのに」と言った。
咲は「自分はつまらぬ嫉妬ばかり。野風さんは何も見返りを求めない。かなわない」と言った。
翌朝、分娩がはじまったが、子は横向きで片手だけ出た状態になってしまった。陣痛が始まって15時間経ち、野風の脈は速く限界だったので、仁は子は諦め母体を助けるという判断を下した。
しかし野風は仁に、腹を切って子を取り出すよう懇願、「私は廓の中の籠の鳥だった。けどこの子は違う。どうかあちきの夢を奪わないで」「この子を抱くまでは決して死なない」と訴えた。
野風の訴えを聞き、麻酔なしで帝王切開を行なわれた。腹から取り出した子は仮死状態だったが、咲が尻を叩き無事泣き声を上げた。大量の出血で命を落としかけていた野風は、皆の必死の処置で無事息を取り戻した。
あらすじ3 大政奉還の成立・龍馬の最期が迫る
その頃、将軍慶喜により各藩の重臣が二条城に招集され、諮問が行われ大政奉還が成立した。
仁は、体調が回復した野風と、訪ねてきた夫・ルロンと談笑していて、その時の話がきっかけで龍馬の命日が誕生日と同じであることを思い出した。
仁が急いで勝海舟を訪ねると、勝は大政奉還が成立したことを仁に報告した。大政奉還の元となった龍馬の建白の意見には、仁が龍馬に話した保険のことも書かれていた。
勝に龍馬の誕生日がいつかを聞くと「確か11月15日だ」と言われた。あとひと月だった。
仁は龍馬に会いに京都に行くことを決意した。そして咲に暗殺のことを話そうとしたが、また激しい頭痛に襲われた。
■次回あらすじ
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「JIN-仁-完結編」あらすじ 第9話|坂本龍馬、暗殺(前半)
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