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まーねえちゃん あらすじ79~84話【第14週】まーねちゃんの祝言

2021年12月25日

NHK朝ドラ「まーねえちゃん」の詳しいあらすじ79~84話(第14週分)をネタばれでまとめました。

ヨウ子の病気が重いものかもしれないことが分かり、マリ子とマチ子はショックを受けます。また、東郷が戦地から戻り、マリ子と東郷は結婚式を挙げます。

■前回あらすじ

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まーねえちゃん79話(12/27日(月)放映)ようこの病気

母と姉たちは、病気のようこのために、飼っていた鶏をしめてスープを作った。ようこは、朝鶏の声が聞こえなかった事を気にしたが、マチ子が「うるさいだろうし天海のおばさんが1人で淋しいだろからおばさんの所に持っていった」などと誤魔化した。

マリ子はマチ子の代わりに魚の標本の絵を描く仕事に行った。絵が、南方の戦地で現地で捕る食材が食べられるかを判別するためのものだと聞いたマリ子は、奮い立って仕事に取り組んだ。

元写真屋の三郷に紹介してもらい、ヨウ子を腕の良い医者・進藤にも診てもらったところ、「疲れが原因なのでしばらくのんびりさせた方が良い」とアドバイスをされた。思ったより軽いようで母は胸をなでおろしていた。

しかしマチ子が医者を表まで見送りながら詳しく聞くと、別の病気の可能性があるから一度レントゲンを撮った方が良いとのことだった。(当時、一番死亡率が高いのが胸の病気だった)

マチ子は仕事中のマリ子の所に行き、マリ子だけにそのことを打ち明けた。マリ子は辛くてたまらなかったが、家に帰ってからは母やようこに悟られないよう努めて明るく振る舞った。

その時、鹿児島から電話が入った。

まーねえちゃん80話(12/28日(火)放映)東郷が一時帰国

東郷の母から電話があり、マリ子の婚約者・東郷新八郎が戦地から帰国し広島にいると知らされた。その後、東郷の勤務先の毎朝新聞社から、広島行きの列車の切符が手配出来たと連絡があった。

切符が2枚だったので、マリ子と母・はるの2人で広島を訪れた。駅で東郷の母と合流し、東郷家が取っていた宿に向かい、東郷の父とも再会した。

東郷の父は「息子とは今朝面会して無事で元気だったが、今後南方に出兵することになりそうで、助からない可能性もある。出兵前に息子に形ばかりでも良いので結婚式を挙げさせたい」とマリ子と母に頭を下げて頼んだ。マリ子も母も快諾した。

そこに短髪で軍服姿の東郷が現れた。1週間後には軍に戻るとのことだった。

東郷自身は(マリ子を未亡人にさせたくないので)結婚を渋っていたが、はるが「婚約不履行で告訴しますよ」と一蹴した。

一行は列車で東郷の故郷の鹿児島に移動し、はるとマリ子は東郷家に宿泊した

東京では、マチ子がようこと2人で留守番をしていて、ふと、ようこに「まー姉ちゃんはお嫁さんになるなら家には帰ってこないのでは?」と言われ、マチ子ははっとした。

まーねえちゃん81話(12/29日(水)放映)マリ子の祝言

翌日、東郷家でごく内輪での結婚式が行われた。マリ子は母が持参していた晴れ着と、東郷の兄嫁・孝子が貸してくれた筥迫(はこせこ)を身に付け式に臨んだ。

式と食事の後、東郷の両親は、新婚の二人をゆっくり家で過ごさせるために、自分たちは隣町の長男の家に滞在すると言った。

二人きりになると、東郷はマリ子に「よそよそしい」と指摘した。マリ子は「全然別の人みたいで。坊主頭が初めてだから」と答えた。新八郎はマリ子の呼び方を悩んでいて、二人はまだ慣れずぎこちない感じだった。

夜、新八郎は書をしたためていて、「色々あって疲れただろうから先に休みなさい」とマリ子に背を向けたまま言った。マリ子がその場を去らないでいると、新八郎は耐えられず庭先に出て行ってしまった。

マリ子は「汝われを愛するや、富めるときも貧しき時も‥」は聖書のことばをそらんじて、「私はあなたの妻です。死が二人を分かち合うまで‥」と言った。

新八郎は、マリ子を思う気持ちを止められない自分を責めながら、マリ子を抱きしめた。

まーねえちゃん82話(12/29日(水)放映)新婚のひと時①

翌朝、マリ子が目覚めると、新八郎は庭で木刀を振っていた。物凄い気迫のその姿は、マリ子が初めて見る姿だった。

新八郎はマリ子の作った朝食を美味しいと褒めた。マリ子があまり食べようとしないので新八郎が促すと、マリ子は、戦争での戦いについて聞き、さっき新八郎が別人みたいで怖かったと言った。

その日、二人は新八郎の案内で近場を散歩し、西郷さんの銅像のある公園や西南戦争の将兵が眠る墓地、磯庭園などを見てまわった。

新八郎は、今朝行っていたのは示現流という流派だと言い、「どんなことがあっても生きて帰りたいと思っている」と決意を語った。マリ子も「最後の最後まで諦めないで」と懇願した。新八郎は帰還を誓うため、目の前に見える桜島に向かって詩を諳んじた。

その頃、一足先に東京に帰宅した母・はるは、マチ子とようこに、新八郎の父親が、仕事のためマリ子が東京に居ることを勧めてくれたことを報告した。

夜、はるは、マリ子のために用意していたが着させてやれなかった打掛を見ながら、マリ子が身に着けた姿を心に描いた。

まーねえちゃん83話(12/30日(木)放映)新婚のひと時②

あっという間に新婚の数日が過ぎた。

マリ子が花を活けていると、新八郎が「なかなか良い」と褒め、「あと1日しかないんだから良い所を小出しにするな」と言った。

マリ子がべそをかいたので、新八郎が持っていた布で顔をぬぐったが、それが雑巾だったのでマリ子は驚いて笑った。新八郎はマリ子に「あなた」と呼ばれて喜んだり、新婚らしいひと時を過ごした。

「こちらに来て食事を十分に頂くことが出来て少し太った」と言うマリ子に、新八郎は「ふつう戦地に行く亭主を思ってを身が細るのでは」と言った。するとマリ子は「約束したから。婚約の時必ず不幸にしないと言ったし、桜島に必ず帰ってくるって誓ったでしょう」と言った。

その頃東京では、マチ子はまーねちゃんの代打で魚の標本の絵の仕事に行っていた。

夜、鹿児島の実家に東郷の父母も戻って来て、新八郎を送り出すため4人でお赤飯を食べた。父母は、マリ子に嫁になってくれたことについて礼を言い、新八郎は父に「マリ子のためにも命を粗末にすることなく、精いっぱい戦ってくる」と言い、改めて両親にこれまで育ててくれた礼を伝えた。

父は、妻とマリ子にも酒をすすめ、はなむけに薩摩琵琶を奏でた。

まーねえちゃん84話(12/30日(木)放映)別れの日

朝、東京の磯野家では、マチ子はようこに明るく話しかけて出勤して行ったが、ようこはこのところ夕方に熱が上がっていて、また医者に診てもらう予定だった。

鹿児島では、新八郎は父母に別れを告げ、マリ子とともに列車に乗って広島に向かった。東郷の母は息子を見送りながら必死に涙をこらえていた。

その頃、東京では、マチ子もようこも、間もなく東郷を見送るまーねえちゃんのことを気にかけていた。

広島への車中、マリ子と東郷は色々な話をした。マリ子は「子供が生まれたら新八郎さんの名前を一文字貰って新太郎はどうかしら」と話した。マリ子は、間もなく広島に到着し、東郷との別れの時が来てしまうのが辛い気持ちだった。

2人は広島で下車し、マリ子は基地の入り口まで行き新八郎を見送った。新八郎は敬礼をしてマリ子の前から去っていった。

マリ子は列車に乗り、翌日東京の家に帰宅した。その頃すでに新八郎は南の海へと向かっていた。

その秋、ドイツとイタリアが大敗し、日独伊三国同盟は空中分解同然の状態で、日本では学徒出陣が始まっていた。

まーねえちゃん79~84話 感想・裏話

・ヨウ子のモデル・洋子さんが実際にかかったのは「肺浸潤」で、かつて結核の初期の状態を指すため使われていた病名のようです。同じく「肋膜」というのも結核のことを指していたようです。

・マリ子が「(新八郎が)別人みたいだ」と言っていましたが、視聴者としてもそう思いました。(髪型と服装でだいぶ違って見えるんだなと)

新八郎が歌を吟じる様子が上手いなと思いました。キャストの田中健さんは元々歌手だったとのことなので納得です。祝言の時の歌や、詩で愛を誓うなど、日本的な感じが渋くて良かったです。今週は一番印象に残った回でした。

(なお、新八郎が読んだ歌は「わが胸の燃ゆる思いにくらぶれば煙はうすし桜島山」というもので、江戸時代末期の福岡藩士・平野国臣の歌です)

・新婚まもなく夫と離れなければならないマリ子がかわいそうなのと同時に、お母さんも辛かっただろうと思いました。東郷さんの母親は、自分も息子と会うのは久しぶりなのに、息子第一に思ってお嫁さんと二人で過ごさせてやった、というのは、本当にえらいと思いました。

その後終戦を迎えると、息子が無事帰還を果たす人とそうでない人、両方いたと思いますが、それって親や家族にとっては天国と地獄だなと思いました。(近所の誰誰さんの所は帰還して大喜びなのに、うちはそうではない、とかまたその逆など)

・新八郎の兄嫁役の今出川西紀さんは、「おしん」の奉公先の材木問屋の奥さん役の方ですね。和服の似合う綺麗な方ですね。

・ヨウ子が病になってから位から母はるの髪に白髪が見えるようになってきていて、演出が細やかだなと思いました。

■次回あらすじ

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