「JIN-仁-」完結編 あらすじ 第1話|脚気の治療・長州VS幕府軍の戦

2020年6月8日

ドラマ「JIN-仁- 完結編」のあらすじ 第一話の詳しいストーリーです。2時間スペシャルのため文章が少々長いです。

キャスト:大沢たかお(南方仁)、綾瀬はるか(橘咲)、麻生祐未(橘栄)、小出恵介(橘恭太郎)、内野聖陽(坂本竜馬)、桐谷健太(佐分利祐輔)、中谷美紀(花魁・野風/未来)、小日向文世(勝海舟) 他

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1. 咲の母が脚気にかかる

1864年夏、仁が幕末に来て2年近くが過ぎた。仁は「タイムスリップが神の仕業で目的があったとしたら、自分のしていることはその目的にかなっているのか?」と考えていた。

仁友堂の収入は福田の内科に頼りきりだった。普通の人は具合が悪くても医者に行く習慣がなくなかなか患者が来なかった。咲は縁談を断った後、家を出て仁の所に住み込んでいたが、このところ落ち込んでいる様子だった。

仁は咲に実家に謝りに行くことを勧めたが、咲は「兄の上役の家との縁談を断った。許されないことをしたと分かっている、この件は忘れて下さい」と言った。茶屋の喜市やあかねによると、咲の兄・恭太郎も差し控え(城に上ることを禁止されている)の状態が続いているという。

心配になった仁は橘家の様子を見に行き恭太郎と再会し、母親・栄が脚気(かっけ)に罹患していることを知った。咲も病のことをどこからか聞き、何日か前に来たが、栄に敷居をまたぐことを許されず追い返されたという。脚気は江戸時代ポピュラーな病気で、ビタミンB1の欠如が原因だが、長らく原因不明とされ明治まで莫大な死者を出していた。仁は診察を申し出た。

久々に会った栄は痩せこけ顔色も悪く別人のような姿になっていた。栄は、仁に「あなたがいなければ、恭太郎が生きながらえることはなかった。けれど咲が飛び出すことも、恭太郎が憂き目にあうこともなかったでしょう」と言い、診察だけは受けると言った。

仁は診察を行った後、食事をやめ玄米にすること、イモや豆も沢山取ることをアドバイスし、このままだと命にかかわるということを伝えた。しかし栄は「もう生きていたくもない。生きていて私にどのような望みがあるのか」と仁に問うた。

2. 道名津作戦

仁友堂に戻った仁は咲に、栄を診療したこと、食事療法が必要なことを伝えたが、咲は「これは母の私への罰だ。橘家に泥を塗った私を死をもって戒めようとしているのです。黙って受けるしかない」と諦め口調だった。

すると仁は「咲さんは医者でもあるのだから黙って見ているだけというのは違うのでは」と言った。それから二人は、脚気に有効な食材を並べ眺めながら、体に良い物をそれと気づかれないように食べて貰う方法を考えていた。作業場から物音がしたので、二人は物盗りかと警戒しながら見に行くと、山田が置き忘れていたかりんとうを取りに来ただけだった。咲は、母がかりんとうが大好きであることを思い出した。

仁は、道名津(ドーナツ)を作ることを提案した。

その頃京都の街角には、長州の攘夷派により取られたという佐久間象山の首が晒されていた。しかし龍馬が「晒し首は偽物で、象山はまだ命があり医者が必要」と書かれた文を神戸にいる勝に渡した。

仁友堂では、皆で調理しとても美味しいドーナツが出来上がっていたが、福田が「仁友堂が絡んでいると分かれば栄様はお召し上がりにならないのでは?」と心配した。そこに訪れた恭太郎の提案で、菓子は喜市が店の新商品の試作として作り、味見してもらうために持ってきた事にすることにした。

しかし栄はドーナツを一口食べただけで終えた。皆が沈む中、喜市は「明日もあさっても食べて下さるまで持って行こう」と言った。

その頃、横浜の長屋で子供に手習いを教えていた野風は、長屋の大家に「近所の婦人に色気が不評だから出て行って欲しい」と言われていた。

3. 京に向かう

仁の前に龍馬が現れ、先月、会津藩お抱えの新選組が尊王攘夷派を急襲した話を出し、また、京で佐久間象山を治療して欲しい、と依頼してきた。象山は蘭学の権威かつ砲術にも通じた大学者で、勝の妹の旦那でもあり、襲われて重傷を負っているという。

仁は栄の治療があるのでいったん断ったが、咲に説得され京行きを決めた。職人の協力でペニシリンを乾燥させ持ち運べるよう準備し、仲間の医師ともに江戸を発った。一方、咲は喜市に協力してもらい母の元にドーナツを運び続けた。

京へ向かう航海中、仁は龍馬に象山を襲った人物について聞いた。龍馬は「象山先生を抱える松代藩の家老一派ではないか。先生は100年先まで見通せると言われる天才で、それゆえ傲慢で敵も多い人だった。偽首は松代藩が攘夷派に罪をなすりつけるための見せかけだろう」「象山は熱心な開国主義者だったし、攘夷派の者は天誅だと言って人を襲いまわっていた。疑うものはいない」「その攘夷派を国賊と言ったのが新選組だ。今のこの国は兄弟喧嘩ばかりしてる。この国はどうなるのか」と話した。

4. 劣勢の長州藩

仁たちが上陸した大阪では、長州の連中がいきり立っていた。尊王攘夷を掲げる長州は、それを面白く思わない薩摩にはめられたという。その結果長州は都を追われ国賊と蔑まれるようになっていた。

仁はさっそく、長州の兵たちに “蘭方医は国賊だ” ととり囲まれ連行されかけた。すると、かつてペニシリンを売り込むため顔を合わせた久坂玄瑞が現れ、「その者は幕府とは関係ない風変りな医者だ」と言ったので、仁は解放された。

久坂は仁に「あの時の詫びだ」「ペニシリンはこの国を救う薬じゃ」と言った。(あの時:龍馬に刺客を送ったこと)久坂はもともと医者だった。そして龍馬に「お前は間違えるなよ」と言い去っていった。

長州軍は、薩摩藩をはじめとした幕府側を敵に回した状態で、久坂は勝ち目のない戦に反対していたが、戦は続けられた。

5. 佐久間象山を治療

仁は京都で佐久間象山に対面した。ひどい刀傷を受け出血で血圧が低下し意識もなかった。仁は「この状態で意識を生きているのが奇跡だ。最善は尽くします」と言いペニシリンを注射し治療を行った。

象山は、首に伸縮する素材の小さな袋を下げていて、仁は、それが現代の医療ネットで使われているもので江戸時代のものではないと気づいた。仁は「未来から来た人なのか?」と考えた。象山は一度心臓が止まったが仁が心配蘇生を行いを意識を取り戻した。象山は打たれている点滴を見て何かを思っていた。

京都御所で戦が始まった。薩摩は鉄砲と大砲で次々に長州の兵を倒した。龍馬は長州兵に久坂の居場所を聞き、久坂の前にかけつけ自害直前の久坂を止めた。久坂は「日本を一つにしたかっただけだ。それが尊王攘夷だった。だが長州は熱くなり過ぎた」と言った。建物には火が回っていて龍馬は逃げたが、久坂玄瑞は逃げようとせず自害した。

京の町に火が広がっていた。

意識を取り戻した象山は仁に「お前は未来から来たか?」と聞いた。仁が頷くと「自分は未来に行ったくちだ」と言い、その時の話をした。(10才のころ木から落ち、気づいたら未来の病院に居た。病室の窓の外には見たことのない風景があったが、故郷の山々は変わらずあったので未来の同じ場所だと理解した。好奇心の塊だったわしはあらゆることを知ろうとした。しばらく経ったところで階段から落ち気がついたら同じ木の下に戻っていた。

象山は「私はその時見た世界に少しでも近づこうとあらゆることを学び考え広めようとした。理解されないことも多かったが」「わしはお前が羨ましい。わしにはこんなもの(点滴のこと)が作れん。お前には山のような知識と技があるのだろう。未来を見越しこの国を救う事も出来る」と言った。

仁は「それは許されることなのか?」と聞いた。象山は「それこそが神の意志だとは思わんのか。歴史を変えるために自分が送り込まれたのだとは」と答えた。

仁たちの居る建物に火が襲って来た。象山は自分より道具などを先に運ぶことを望み、仁に「お前のやったことが意に沿わぬ事だったら、神は容赦なく取り消す」「救え!」と言い放った。仁は促され外へ逃げた。

6. 薩摩藩の西郷隆盛

京の町は、長州勢が幕府軍とやりあい、幕府軍が長州が立て籠った藩邸などに火をかけで大火事になり沢山の怪我人が出ていた。仁は出来る限り人を助けようとした。

治療場所を確保し、仁たちは町人の治療を行い、龍馬に運ばれて来た長州藩士の男(東)の銃弾も除去した。一方、ペニシリンは底をつきかけていた。そこに突然新選組が現れ「直してもらいたい幕軍の要人が居る」と言い、仁は連れ去られた。

仁が対面したのはこの戦を指示した人物である西郷隆盛で、虫垂炎と腹膜炎でこのままだと命がない状態だった。西郷が腹を切る手術を断ったので仁はいったん去ろうとしたが、象山の言葉を思い出し、西郷を説得し手術を行った。

手術中、長州の兵が乗り込んで来て斬り合いになり、仁はショックで腰を抜かしたが、なんとか手術を再開した。

手術を終えた仁は、町人たちが待つ治療所に戻ったが、ペニシリンは西郷の手術に使ったものが最後だった。その後数日、沢山の患者を見送り続けた。仁はひどい無力感を感じ、「自分は何をするためにこの時代へ来たのだろうか」と思った。

7. 江戸に戻る

帰りの船で、仁は龍馬に彼の未来のことを伝えようとしたが、突然頭痛が襲い伝えることは出来なかった。倒れている間、夢を見た(仁が橘家に戻ると、栄が亡くなっているという夢)

江戸に着き仁が急いで橘家に行くと、栄は無事回復していた。喜市が「自分も母が死んだ時コロリから助からなければ良かったと思ったけど、良い事が一杯あった。治る病が増えて、南方先生が来て江戸はすごく変わった。だからこれからもきっと変わる。咲様は江戸で初めての女のお医者様になると思います」と言って懸命に励ましてくれたおかげで、栄は病から回復したのだった。

栄は表で待っていた咲に、「戦のような人生を選んだのはお前なのだから、勝って道を開きなさい。母はここで見ております」と声をかけた。

喜市の奉公する茶屋であんドーナツをで売り出し、その評判で仁友堂には脚気患者が来るようになった。

*感想・ミニ情報*

自分は歴史に疎いのでこの第一話はまとめるのが大変でした。また、学生もこういう面白いドラマで歴史を勉強できたら、「もっと知りたい」と思うだろうなと思いました。

(この回の長州の戦は「禁門の変」という史実のようです)

■次回あらすじ

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