NHK朝ドラおしんのあらすじ10話・11話・12話をまとめました。
6才のおしんは、材木問屋で女中頭つねにしごかれながら働く日々を送っていましたが、小学校のやさしい松田先生のおかげで通学の夢が叶います。
<再放送予定>未定
<キャスト>
小林綾子(おしん幼少期)、泉ピン子(ふじ/おしんの母) 、伊東四朗 (作造/おしんの父)、大路三千緒(なか/おしんの祖母)、佐野大輔(庄治/おしん兄)、平泉成(中川材木店主人)、今出川西紀(材木店主人の妻)、丸山裕子(材木店の女中頭・つね)、光石研(材木店の奉公人・定次) ナレーション:奈良岡朋子
■前回あらすじ
おしんのあらすじ 7/8/9話|材木問屋での奉公
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おしん 10話 小学校の松田先生
材木問屋に現れた松田先生は、主人と奥様に「小学校は義務教育なので通学させてやって欲しいと頼みに来た」と言った。
渋る奥様に、先生は「奉公人でも同じ日本の子供」「自分も弟妹を子守しながら学校に通っていた」と説得した。すると主人が了承した。
おしんは通学できることを知り喜んだが、女中頭のつねは通学に反対し、昼食抜きにすると言った。
翌朝から、おしんは坊ちゃんをおぶって登校し授業を受け、帰宅後は昼飯を取らず働き、午後は補習を受けにまた学校に行った。
10話 感想など
小学校の歴史について調べたところ、日本では1886年に小学校令にて尋常小学校が定められ、当初は4年(卒業後は高等小学校)、1908年に6年制に延長されたそうです。
おしんの時代には、まだ学校に通えない子供も少なからずいたわけですが、親に聞いた話によると、戦後の時代でも、子供も農作業の大事な人手で、収穫期に子供が学校を休むことはあったそうです。
また、女の子だと下の子の子守役は当然というのはあり、そういう子守の経験が、将来自分が子育てするときに役に立っていたという面もあると思います。
(おしんのようにそれが仕事となって学校に通えないとまでなると困りますが)
おしん 11話 故郷に手紙を書く
通学を始めてから一月、先生が食べ物を分けていてくれたので、おしんは何とか通学を続けられていた。
しかし、ある日の学校からの帰り道、ガキ大将の男子と仲間数人に囲まれ「うるさいから赤ん坊を連れて学校に来るな」と言われ、武坊に危害を加えられそうになった。
男子たちは「もう学校に来るな」「先生に言ったら赤ん坊を傷つける」と脅し去っていった。
おしんはその日以降通学をやめた。
季節は夏になった。おしんが川で洗濯をしていると、奉公人仲間の定次が「木を運ぶ際おしんの家の近くを通る」と声をかけてきたので、おしんは手紙を渡してもらうことにした。
11話 感想
・いじめっ子たちに囲まれて攻撃されている時、これがドラマのための演技だと分からない武ぼっちゃん役の赤ちゃんがギャン泣きしていたのがかわいそうでした。どんなに怖かっただろうか‥(ドラマなのでしょうがないですが)
・おしんは結局少しの期間しか学校に通えませんでしたが、字を書くことを修得して手紙を書けるようになっていて、とてもえらいです。
現代では「学校に通うのが嫌だ」「勉強が嫌だ」という子もいると思いますが、学校に通えて学べるというのは本来は楽しくてありがたいことなんだよなと思います。(いじめっこは嫌ですが)
おしん 12話 金の盗難騒ぎ
翌朝、定次は川で材木を運ぶついでにおしんの家に寄って、おしんの祖母と母親に手紙を渡して読んで聞かせた。
「飯も一杯食わしてもらっている。旦那さんたちも優しい。仕事も楽だ」という嘘の内容で、ふじとなかはとても喜んだ。
秋、収穫後の秋祭りが行われたが、おしんには小遣いもなく、祭りの店を羨ましそうに眺めた。
季節は過ぎ冬、奉公終了まで少しというある日、つねが「財布から金が無くなった」と騒いでおしんを疑い、首から下げていたお守りの中にばんちゃんから貰った50銭銀貨を入れていたため、犯人扱いされ金を取り上げられてしまった。
おしんは雪の降る川で手をかじかませながら洗濯をし、その後洗い直しを命じられたことで辛抱の糸が切れ、故郷に戻るため川沿いを歩き始めた。
12話 感想
・1対1の大人同士なら自分が何もやっていないことを説明してを納得して貰えるかもしれないですが、まだ小さい子供は、弁解しても信じて貰えず悪者にされてしまう‥。大小あれど小さい頃にこういった経験をした覚えがある人は多いと思います。なのでこの回には、非常に歯がゆさや理不尽さ、悔しさを感じてしまうと思います。
・女中のつねはすごい厳しくて怖い悪役的な存在ですが、次におしんが酒田で奉公する時にはつねの仕込みのおかげでその働きが評価されます。
つねみたいな存在って現代の会社社会でもいるよなと思ってしまう。(言っていることの中身自体は間違っていないが、表現や目指す所が、相手にとって高すぎてパワハラ先輩になってしまっている)
ちなみにつねを演じた丸山裕子さんは、小さいおしんをしかりつけるのがかわいそうで辛かったが心を鬼にして演技をした、というエピソードを目にしました。
(丸山裕子さんは声優としての出演歴が多数あり、メジャーなものでは「となりのトトロ」のカンタの母役がありました。確かにつね役は「声がすごい通る人だな」という印象があったので声優も最適ですね)
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