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「JIN-仁-」あらすじ 第5話|ペニシリンの製造に挑む

2020年4月26日

ドラマ「JIN-仁-」のあらすじ 第5話(パートⅠ(2009年放映))の詳しいストーリーです。第5話では、仁は遊郭・鈴屋で野風の先輩花魁・夕霧の治療を行います。

キャスト:大沢たかお(南方仁)、綾瀬はるか(橘咲)、麻生祐未(橘栄)、小出恵介(橘恭太郎)、内野聖陽(坂本龍馬)、桐谷健太(佐分利祐輔)、中谷美紀(花魁・野風)、高岡早紀(夕霧)、武田鉄矢(緒方洪庵)、小日向文世(勝海舟) 他

■前回のあらすじ

「JIN-仁-」あらすじ 第4話|吉原の遊郭の花魁・野風

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あらすじ1 梅毒にかかった女郎・夕霧

吉原の鈴屋を往診で訪れていた仁は、重度の梅毒患者の女郎・夕霧(高岡早紀)を診た。

夕霧は野風が禿(かむろ)の頃付いていた先輩花魁で、皮膚の状態も悪く寝たきりに近い状態だった。野風は「何とか治療して欲しい」と懇願したが、仁は「手の下しようがない」と言った。

仁は西洋医学所で洪庵に相談し、梅毒について詳しく説明し「残念ながらこの時代は治す方法はない」と言った。すると洪庵は「まるでこの病は治る時代が来ると先生はご存じのようですな」と言い、何か出来ることがないかと言った。

仁は鈴屋に、女郎のお調べ(検診)を提案した。しかし店主は渋り女郎たちはみな拒否した。野風は「余計なお調べだけされて仕事がなくなったら、どうやって生きていけというのか」と苛立ちながら言った。

仁は、ペニシリンがあれば、運命を変えられるかもしれない、「そのためにこの時代に送られて来たのかも」と思った。

あらすじ2 ペニシリンの製造に挑む

橘家の自室で、仁がカビた蜜柑を見て考え事をしていると、恭太郎(小出恵介)が声をかけた。仁は「みかんの青カビから薬を取り出せるのかを思い出そうとしていた。昔ある人に教わった」と話した。

偶然居合わせ棚の陰で話を聞いていた咲(綾瀬はるか)は、物音を立てて2人に気づかれてしまった。咲はとっさにこぼれた油で床を拭いているふりをした。それを見た仁は「そうだ!油だ!」と言って走って行ってしまった。

仁は洪庵に頼み、医学所に泊まり込んで梅毒に効く薬の製造に挑みはじめた。咲が、手伝いをできることはないかと聞くと、仁は「青カビを集めて欲しい」と言った。

西洋医学所でも皆がカビを集めてくれた。仁は皆に「うまくいけば梅毒以外の不治とされてきた病も治すこともできる」「医学界は目覚ましい進歩を遂げるはずです」と言い、ペニシリンの製造工程(かびを培養し薬効成分を抜き出す)を説明した。一方、洪庵の反対勢力がその活動を批判的な目で見ていた。

仁と洪庵は鈴屋に行き(薬効を試すブドウ球菌を得るため)夕霧の膿を採取した。夕霧は幻覚を見ていて末期状態だった。

西洋医学所内にペニシリン製造所が設けられ、いくつもの工程を伴うペニシリン抽出の試みが実施された。その結果、サンプルの中から薬効があるものが出来ていた。仁は泣き皆歓喜に沸いた。一方仁は"これは許される行為だったのか"と考えた。

そこに鈴屋の使いが現れ、夕霧の危篤を報せた。仁は咲を伴い吉原に向かった。仁は夕霧を診て「意識が戻れば助かる可能性がある」と言い、点滴を打ちペニシリンの静脈注射を何本も行った。そのうち夕霧が目を開いた。

あらすじ3 未来との出会い

その後も医学所で製造されたペニシリンが届けられ夕霧は回復を見せたが、少量で効力も不安定で、5日目の朝、夕霧は危篤を迎えていた。咲は化粧をしてあげたいと申し出た。鏡で自分の顔を見た夕霧は、肌の状態が良くなっていることに喜んで、息を引き取った。野風は泣きながら仁に礼を言った。

鈴屋からの帰り道、咲がペニシリンについて聞いたので、仁は写真を取り出し「野風さんに似てるでしょ。この人がああやって作る方法を考えた」と説明した。

ー 仁が医者の卵だった頃、休み時間に仲間と漫画のエピソード(青カビを集めてペニシリンを作って感染症直す)について談笑していて、"出来るわけない"と一笑していた。

未来は同じ大学の学生で、偶然そばでその様子を聞いていて、後日仁に、自分が行っている天然ペニシリンの精製に関する研究資料を見せたー

仁は咲に、彼女と結婚予定だったが重い病気にかかり植物状態になった事、江戸時代の今に送られたことは、医学の針を進められるチャンスかも知れないと思っている、と話した。

仁が部屋に戻り写真を眺めると、写真の構図が変わっていた。(野外でバーベキューをしている構図になった)

その頃、西洋医学所の設立者である伊東玄朴が、奥医師筆頭の地位を追われ失脚し、その派閥が医学所に不満を抱き、よからぬことを企てようとしていた。

ペニシリンとは

ペニシリンについて辞書から転載しました

ペニシリン(penicillin)

抗生物質の一。1928年にA.フレミングがアオカビ(学名ペニシリウム)から発見。アンピシリンなどの合成ペニシリンもある。ぶどう球菌・淋菌・梅毒スピロヘータ・肺炎双球菌などに有効。

■次の回のあらすじ

「JIN-仁-」あらすじ 第6話|西洋医学所の内紛

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