「JIN-仁-」あらすじ 第5話|ペニシリンの製造に挑む

2020年7月1日

ドラマ「JIN-仁-」のあらすじ 第5話(パートⅠ(2009年放映))の詳しいストーリーです。第5話では、仁は遊郭・鈴屋で野風の先輩花魁・夕霧の治療を行います。

キャスト:大沢たかお(南方仁)、綾瀬はるか(橘咲)、麻生祐未(橘栄)、小出恵介(橘恭太郎)、内野聖陽(坂本龍馬)、桐谷健太(佐分利祐輔)、中谷美紀(花魁・野風)、高岡早紀(夕霧)、武田鉄矢(緒方洪庵)、小日向文世(勝海舟) 他

■前回のあらすじ

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1. 梅毒にかかった女郎・夕霧

吉原の鈴屋を往診で訪れていた仁(大沢たかお)は、野風(中谷美紀)に案内された部屋で重度の梅毒に罹患した女郎・夕霧(高岡早紀)を診た。夕霧は野風が禿(かむろ)の頃付いていた先輩花魁で、皮膚の状態も悪く用を足すのにもひどく苦しみ、寝たきりに近い状態だった。野風は仁に、なんとか治療して欲しいと申し出たが、仁は手の下しようがないと言った。

仁は西洋医学所で洪庵(武田鉄矢)にこの患者のことを話し、洪庵に聞かれ梅毒について詳しく説明、「残念ながらこの時代は治す方法はない」と言った。すると洪庵は「まるでこの病は治る時代が来ると先生はご存じのようですな」と言い、何か出来ることがないかと言った。

仁は鈴屋に、女郎のお調べ(検診)をすることを提案した。しかし店主は渋り女郎たちはみな拒否した。そこに現れた野風は「女郎たちは一旦罹患して回復すると一人前になったと値が上がる」「いずれ再発するのも知っている、そう毒(梅毒)にかかった女郎を何度も見た。余計なお調べだけされて仕事がなくなったら、どうやって生きていけというのか」苛立ちながら言った。野風は女郎を苦しめるそう毒を憎んでいた。

仁は、ペニシリンの製造をすることが出来たら、運命を変えられるかもしれない、また未来(中谷美紀)と出会った時のことを思い出し、「そのためにこの時代に送られて来たのかも」と思った。

橘家の自室で、仁がカビた蜜柑を見て考え事をしていると、恭太郎(小出恵介)が声をかけた。仁は「みかんの青カビから薬を取り出せるのかを思い出そうとしていた。昔ある人に教わった」と話した。ふと恭太郎が「先生はずっとお一人なのですか?奥方や思う人などに逢いたくはないのですか?」と聞いた。仁は「逢いたい人には会っておいた方がいい。いつ会えなくなるか分からない」と言った。

偶然居合わせ棚の陰で話を聞いていた咲(綾瀬はるか)は、その場を去ろうとして物音を立ててしまい、仁と恭太郎の手前、咲はとっさにこぼれた油を使って床を拭き「油拭きをしております」と誤魔化した。それを見た仁は「そうだ!油だ!」と言って走って行ってしまった。

2. ペニシリンの製造に挑む

仁は洪庵に「薬を作りたい」と伝え、医学所に泊まり込み梅毒に効く薬の製造に挑むことになった。咲が、手伝いをできることはないかと聞くと、仁は青カビを集めて欲しいと言った。

西洋医学所でも皆がかびを集めていてくれた。仁は皆に「うまくいけば梅毒以外の、不治とされてきた病も治すこともできます」「医学界は目覚ましい進歩を遂げるはずです」と言い、ペニシリンの製造工程(かびを培養し薬効成分を抜き出す)を説明した。一方、西洋医学所内の洪庵の反対勢力がその活動を批判的な目で見ていた。

仁と洪庵は鈴屋に行き(薬効を試すのにブドウ球菌が必要なため)夕霧の膿の採取を行った。夕霧は幻覚を見ていて末期状態だった。薬が作られることを知った野風は、夕霧の回復を強く願いながら、夕霧との思い出を回想した。

西洋医学所内にペニシリン製造所が設けられ、いくつもの工程を伴うペニシリン抽出の試みが実施された。数日経過し、ペニシリンの薬効の確認作業が行われた。緊張感漂う中、数十のサンプルの中から薬効があるものが出来ていた。仁は泣き皆歓喜に沸いた。一方仁は”これは許される行為だったのか”と考えた。

そこに鈴屋の使いが、夕霧が危篤を報せに来た。仁はその場に来ていた咲を伴い(咲は男装して)吉原に向かった。仁は夕霧を診て「意識が戻れば助かる可能性がある」と言い、点滴を打ちペニシリンの静脈注射を何本も行った。そのうち夕霧が目を開いた。

その後も西洋医学所で製造されたペニシリンが鈴屋に届けられ夕霧は回復を見せたが、ペニシリンは少量で効力も不安定で、5日目の早朝、命の灯が消えようとしていた。咲は化粧をしてあげたいと申し出た。鏡で自分の顔を見た夕霧は、肌の状態が良くなっていることに喜び、息を引き取った。野風は泣きながら仁に礼を言った。

3. 未来との出会い

鈴屋からの帰り道、咲がペニシリンについて聞いたので、仁は和服のたもとに入れている写真を取り出し「野風さんに似てるでしょ。この人がああやって作る方法を考えた」と説明した。

…仁が医者の見習いだった頃、休み時間に仲間と漫画のエピソードについて談笑していた。(”青カビを集めてペニシリンを作って感染症直す”というエピソードを、仁は”出来るわけない”と一笑していた)

未来は同じ大学の学生で、偶然そばでその様子を聞いていて、後日仁に、自分が行っている天然ペニシリンの精製に関する研究資料を見せた。

仁は、彼女と結婚予定だったが重い病気にかかって植物状態になった事、江戸時代の今に送られたことは、医学の針を進められるチャンスかも知れないと思っている、と話した。

仁が部屋に戻り写真を眺めると、写真の様子が変わっていた。(野外でバーベキューをしている構図になっていた)

その頃、西洋医学所を設立した伊東玄朴が、奥医師筆頭の地位を追われ失脚し、その派閥は医学所に不満を抱くようになり、何かよからぬことを企てようとしていた。

■次の回のあらすじ

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