ドラマ「JIN-仁-」のあらすじ 第7話(パートⅠ(2009年放映))の詳しいストーリーです。
キャスト:大沢たかお(南方仁)、綾瀬はるか(橘咲)、麻生祐未(橘栄)、小出恵介(橘恭太郎)、内野聖陽(坂本龍馬)、桐谷健太(佐分利祐輔)、中谷美紀(花魁・野風)、武田鉄矢(緒方洪庵)、小日向文世(勝海舟) 他
■前回のあらすじ
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「JIN-仁-」あらすじ 第6話|西洋医学所の内紛
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あらすじ1 やけどの治療
命を狙われている仁には、恭太郎が護衛として付くことになった。
女郎の往診で鈴屋を訪れていた際、咲は野風に「野風様は先生をお慕いして?」と聞いたが野風は否定した。一方仁は、婚約者の未来そっくりな野風をつい未来に重ねてしまっていた。
西洋医学所では、頭取の伊東が、山田が仁に渡すために無断でペニシリンを持ち出したことに苦言していた。洪庵は費用は自分が立て替えると謝り、ペニシリンを守るための策が必要だと考えた。
洪庵は体調が悪く、咳き込み吐血していた。また、文で知人に今後のペニシリン製造について相談していた。
そんな中仁は、やけどを負ったいなり屋の茜を治療することになった。
手術には大量のペニシリンが必要で、洪庵に相談し提供してもらうことになった。仁は管理にかかりきりの皆を気遣い、山田からペニシリンを受け取った。
その頃町では、長州がアメリカの船を攻撃したことがかわら版で報じられていた。
あらすじ2 ペニシリン製造所の火事
洪庵は仁の皮膚移植の手術に釘付けだった。
そこに、西洋医学所のペニシリン製造所から火事が発生し、ペニシリンを全て失ったという報せが入った。仁は脂汗をかき手を震わせたが、咲の声かけで気持ちを立て直し手術を続けた。
洪庵の頼みで手術を見学していた男性が「ペニシリンなしで今後の治療をできるのか」と聞いた。仁は「出来るだけ丁寧に縫合した。皮膚の固定に気を配りまめに消毒を続けて行きます」と答えた。
山田が火の中に飛び込みペニシリンを一窯だけ持ち出したが、製造所は全焼してしま、かけつけた洪庵は焼け跡の前で立ち尽くした。
そこに手術見学を終えた知人男性が現れた。洪庵は、所内の派閥争いでこのようなことが起きた、南方先生から沢山の医術を与えられたのにそれを守れなかった、と説明し咳き込み吐血した。洪庵は「浜口様、後生でございます、お願いいたします」と膝をついて懇願した。
あらすじ3 洪庵の遺言
手術後、西洋医学所を訪れたが洪庵には会えず、今後のペニシリン製造のめどは立っていないようだった。
仁と咲はカビを集めたが思うようにいかず、医学所にペニシリンをくれと頼み込みに行ったが断られた。しかし、家に戻ると、山田からのペニシリンが届いていて、文に「毎日このように届ける」とあった。
1863年6月、茜の傷は無事治った。ペニシリンの製造は、醤油のヤマサの頭取・浜口の援助を受け、山田が持ち出した株を用い、日本橋の醤油蔵で醤油職人の手で製造を行っていたのだった。
倉庫に見学に行った仁の前に浜口が現れ「洪庵の熱心さに心を打たれ援助を決めた」と説明した。そして、洪庵が重い労咳だと知った。
仁は洪庵宅に駆け付けペニシリンの礼を述べ、診察を申し出た。洪庵は仁の診察を受けながら、仁が未来から来た人間だろう言い当てた。
洪庵は「1年前大阪から召し出されたが心の中では寂しかった。しかし南方先生の寂しさに比べれば私など…。どうか、先生のその淋しさはこの洪庵にお分け下さい。冥土に持って行きます」と涙ながらに言った。
仁は「この御恩にどう報いればいいのか」と聞いた。洪庵は「より良き未来、平らな世をお作り下さい」と言った。7月25日、洪庵は帰らぬ人となった。
日本各地を飛び回っている龍馬から「日本を一つにするぜよ」という内容が書かれた手紙を受け取った。仁は、西洋医学と漢方が融合した治療を行う病院を作ろうと思い立ち、仁友堂を設立した。
ペニシリンとは
ペニシリンについて辞書から転載しました
ペニシリン(penicillin)
抗生物質の一。1928年にA.フレミングがアオカビ(学名ペニシリウム)から発見。アンピシリンなどの合成ペニシリンもある。ぶどう球菌・淋菌・梅毒スピロヘータ・肺炎双球菌などに有効。
■次の回のあらすじ
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「JIN-仁-」あらすじ 第8話|仁友堂の開院
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