おしん

おしん あらすじ 4/5/6話|山形の貧しい小作農家に生まれる

2020年3月2日

NHK朝ドラおしんのあらすじ4話・5話・6話をネタバレでまとめました。

今回は、故郷の山形を訪ねたおしんが、小作農家で育った幼少期を回想します。主役を小林綾子、母役を泉ピン子、父役を伊東四朗が演じています。

<再放送予定>未定

<キャスト>

小林綾子(おしん幼少期)、泉ピン子(ふじ/おしんの母) 、伊東四朗 (作造/おしんの父)、大路三千緒(なか/おしんの祖母)、仙道敦子(はる/おしんの長姉)、佐野大輔(庄治/おしんの兄)、乙羽信子(おしん老年期)、大橋吾郎(圭/おしんの孫)、ナレーション:奈良岡朋子

■前回あらすじ

おしんのあらすじ 1/2/3話|人生を振り返る旅・山形の銀山温泉へ

続きを見る

おしん 4話 生家の集落を訪れる

ドラマおしんの登場人物相関図 4-6話

翌日、おしんは再び目的地へ向かい、既に廃屋になっている生家に辿り着いた。おしんは涙を流し立ち尽くした。

夜、旅館の部屋で、おしんは孫の圭に、家を出た理由(仁の商売のやり方を憂慮していること、旅で大事なことを思い出したいと思っている)や幼少時の話をした。

 

育った家は冬は隙間風が入るようなボロ家で、暖房は囲炉裏の火だけだったが、大家族だったのでおしんは暖かく感じていた。

おしんが6才の時、姉2人(数えで11才と9才)は口減らしのために奉公に出ていた。

奉公先で十分に食べれない姉たちは、帰省した際には大根飯でも家で腹いっぱい食べられることを喜んだ。祖母はリウマチで自分が働けないことを嘆いた。

おしんは姉たちに「4月から学校に行くんだ」と無邪気に話した。

4話 感想など

・おしんの故郷はすごい雪が積もっていましたね。雪というと北海道や新潟、北陸などのイメージですが、山形県も屈指の豪雪地帯のようです。

(肘折が豪雪だと聞きますが、米沢などおしんの故郷の方も真冬はかなりの積雪になるようです)

・戦前までは「小作制度」というものがあり、農業において自分の土地を持たない者は借地で農業をしていて、収穫物には小作料という地代がかけられ、それを地主に納めていたそうです。(戦前の1941年で、農地に占める小作地の割合が45.9%)

この制度は戦後のGHQの改革で廃止されました。

・80代のおしんが生家を訪れる際、雪が深くてこれ以上進めなくなりますが、孫の圭におぶってもらいながら無事到着しました。こういう時若い孫がいて頼りになるのはいいなあと思いました。(圭は大学生という設定です)

おしん 5話 幼少期の故郷の思い出

おしんは明治34年(1901年)、山形の最上川上流の貧しい小作農家の家に生まれた。

両親は農作業以外にも、わらじ作りや炭焼き、わずかの野菜を日用品に変えるなどして、寝る暇もなく働いていた。

しかし田植えの頃には米が無くなり、冷害の時などは地主に借りを作り、子供も多く重荷になっていた。しかしおしんは貧しさに慣れていたし、親や祖母の愛があったのでそれほど辛くなかった。

しかし7才になる年の春、母が新たに子を身ごもり、子供を養いきれないため、おしんは奉公に出されることになってしまった。

5話 感想など

・おしんは7人きょうだいで、姉2人、兄1人、弟1人、妹1人がいて、主にドラマに登場するのは一番上の姉・はると、すぐ上の兄・庄治です。

特に兄の庄治は節目節目の時期に登場し、年を取ってからも登場します。この大人の庄治役の吉岡祐一さんの演技力が高く、迫力とリアリティのある演技が見どころにもなってます。

・貧しさについては、東北は寒冷地で農作物が育ちにくく、おしんの実家のエリアである米沢藩が江戸時代から貧乏藩だったため、それが明治になっても続いていたのだと思います。

おしん 6話 奉公に出る決意をする

祖母のなかは、おしんを奉公に出すことに反対し食事の回数を減らし「おれなど生きてても何の役にも立たない」と悲しいことを言った。

ある日の夕方、母が雪の積もる冷たい川に腰を沈めていた。

おしんが村人に助けを求め走り事なきを得たが、帰宅後寝込んでいたふじは「こんなところ生まれて来てもかわいそうだ、生まれてこない方がいいんだ。他の子の為にも」と言った。

このことを聞き、おしんは奉公に出ることを決意した。作造は「1年だけ辛抱してくれ」とおしんに声をかけ、ふじは涙した。

翌日、口利き屋が奉公の給金の米一俵を置いて行った。

6話 感想など

・米一俵:およそ60kg 明治時代になっても通貨の代わりに米が使われていたというのは少し驚きです。それにしても子供とはいえ1年間の労働の対価がこれだけというのは何とも悲しいです‥

ちなみに江戸時代の頃までさかのぼると、おかずがあまりなかったため、食事に占める米の割合が高く、1人1日あたりの米の消費量は3合とか5合とかだったそうで(現代は1合位)、このおしんの幼少期の頃も似たような感じだったと想像されます。

(米=生きる源としてもっとも重要なもであり、そのため通貨代わりになっていた)

・こうやって、おしんたちが天候に左右され農業が上手くいかず、食べる物にも困っている様子を見ると、現代の食べ物に困らない日々がいかに恵まれているものなのかを思い知らされます。

■次回のあらすじ

おしんのあらすじ 7/8/9話|材木問屋での奉公

続きを見る

■関連記事(おしんはU-NEXTで無料視聴ができます)

ドラマ「おしん」を全話見れる動画配信サイト

続きを見る

■あわせて読みたい

1話~297話 全体の簡単なあらすじ

おしんまとめトップページ

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

みずのと

おすすめの本・漫画・アニメ・ドラマや、お得な動画配信サービス・電子書籍のレビューサイトです。調べものが好きなので各作品の豆知識的なことも紹介しています。

-おしん
-,