NHK朝ドラ「マー姉ちゃん」の詳しいあらすじ7~12話(第2週分)をネタバレでまとめました。
磯野家の長女・マリ子は、上京を目前に福岡をテーマにした絵画に取り組みます。一方磯野家では、母がお手伝いの千代に見合いの席を設けます。お隣の牛尾の爺さんは、磯野家の上京に反対し、あることをヨウ子に言いますが‥
■前回あらすじ
まーねちゃん あらすじネタバレ1~6話【第1週】マリ子が絵の展覧会で金賞を受賞
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まーねえちゃん再放送・7話(10/4日(月)放映)千代のお見合い
マリ子(熊谷真実)は絵の先生に、本格的に絵の勉強をするため上京することを報告した。先生は、マリ子に可能性を感じていたのでもう少し教えたかったと惜しみ、最後に故郷・福岡の風景を描くよう課題を出した。
早速お手伝いの千代(二木てるみ)の見合いが行われた。相手は父の元部下の大和田(大門正明)という青年で、二人ともはじめは緊張していたが、最後は海辺を散策しながら話し、良い雰囲気になっていた。
しかし千代は突然、仲人の村田と大和田に「奥さま達について東京に行く覚悟だから縁談は断る」と言い放った。
帰って来た千代はマリ子たちに見合いについて「写真よりいい男だった」「どうなるか分からない」と報告した。千代が部屋を出た後、次女のマチ子(田中裕子)が「嫁に行かないと言っていたのに裏切り者だ」と怒ったので、マリ子は「お千代姉が嫁いだらマチ子は淋しいんだね」と声をかけた。
千代は庭の鶏小屋の前で、「あんな良い縁談はないかもしれないが、奥様たちを思うと断ってしまった」と揺れる心を鶏に話しかけていた。
千代の本心を耳にしてしまったマリ子は、大和田を訪ね、千代をどう思ってるを聞き、千代の本心も伝え「お千代姉を好いてるなら、さらってでも幸せにしてやらないのか」と言った。
その時磯野家では、マチ子が千代を「嫁に行かないと言うなら開けてやる」と小屋に閉じ込めて騒ぎになっていた。そこにマリ子と大和田が現れ、千代を解放した。千代はショックで泣いてしまった。
マリ子とマチ子は千代に謝ったが、千代は「許さない。傷ついた」と言い、一転して「お嫁に行きます」と宣言した。
まーねえちゃん再放送・8話(10/5日(火)放映)ニワトリ騒動
マリ子は海辺や城から見える風景をスケッチしてみたものの、テーマの”福岡”に合っているか今一つしっくりきていなかった。
マリ子が家に帰ると、母(藤田弓子)は反物屋に千代の嫁入りの呉服を注文していて、更に桐箪笥も届き、千代は困っていた。
千代は村田と隣家の牛尾の奥さん(新井みよ子)を呼び、二人の口からも品物が過ぎることを母に注意してもらった。村田は「お金は使えば無くなると申し上げたことを覚えていますか」と咎め、千代も「もっとお金を大事に使って下さい」と言った。
しかし母は「大事に使っている」「ないお金を使っているわけではない。ある内に出来るだけの支度をしたい。千代は今日までそれだけの働きをしてくれた。神様も”明日のことを思い煩うな”と言っているでしょ」と聞く耳を持たなかった。
マリ子は、庭に出て泣いていた千代に「お母さんの気持ち受けてあげて」と声をかけ、その時「うちにとっての福岡はお千代姉だった」と感じた。最近千代と口を聞いていなかったマチ子は、ようやく「結婚おめでとう」と千代に声をかけた。
牛尾の爺さん(増田喜頓)はまだ磯野家の東京行きに反対していた。
三女のヨウ子(平塚磨紀)が鶏小屋の前に居ると、牛尾の爺さんが現れ「みなが上京してしまったら鶏たちが悲しむだろう」とヨウ子に行った。さらにそのあとヨウ子は千代からは「鶏はお客さんのご馳走にする」と言われてしまった。
ニワトリは一緒に上京できないことにショックを受けたヨウ子は、ショックで熱を出して寝込んでしまった。
まーねえちゃん再放送・9話(10/6日(水)放映)ヨウ子が高熱で寝込む
ヨウ子が高熱で寝込んでしまった。お手伝いの千代は「鶏をお客さんのご馳走にすると言った自分のせいだ」と落ち込み、鶏を東京に一緒に連れて行けないか、とマリ子に訴えた。
マリ子がマチ子に「ヨウ子の熱は下がったか」と聞くと、マチ子は(皆と同様心配していたものの、皆が沈み過ぎないようにわざと)大したことはないとう言い方をした。その言い方にマリ子が怒り、口喧嘩が始まった。
マチ子は母に叱られお仕置として表に立たされた。マリ子は表に出てマチ子に謝り、マチ子は「長女なんだからもっとしっかりして欲しい」と言った。
翌日、牛尾家では息子夫妻が、昨日のヨウ子へ発言のことで爺さんを叱っていた。爺さんは「あの子たちと別れるのが辛かったんじゃ」としょげていた。
爺さんはヨウ子を見舞いに磯野家を訪ね、伏しているヨウ子に「鶏さんを私のところに置いていってくれないか。うんとかわいがるから。帰ってきたとき会えるよ」「手紙で鶏のことを知らせるよ」と言い、鶏の代わりにと、亡くなったお婆さんが大事にしていた人形をくれた。
後日爺さんは訪ねてきたマリ子に「別れが辛くてヨウ子ちゃんにあんなことを言ってしまった。許してくれ」と謝った。そして「あんたは総領娘だから、東京で大変かもしれないが頑張れよ。辛いことがあれば福岡を思い出せ」と激励した。マリ子は「うちが立派な絵描きになって帰ってくるまで元気で待っていると約束して下さい」と声をかけた。
まーねえちゃん再放送・10話(10/7日(木)放映)千代の嫁入り
お手伝いの千代の嫁入りの日を迎えた。マリ子は支度中の千代の花嫁姿をスケッチした。磯野家には千代の父母や、母の教会仲間達が手伝いのために集まっていた。
花嫁姿の千代が皆の前に現れ、両親に挨拶をした。すると千代の両親は「自分たちは何もできなかった。色々して下さった奥さまにお礼を言いなさい」と促した。
千代は、はるに「長い事お世話になりました。13で奉公しはじめ、娘のように可愛がって頂いたことを忘れません」と言い、3姉妹にも挨拶し、感極まって泣いてしまった。
マリ子とマチコは、つられて泣いてしまったヨウ子を子供部屋に連れて行った。
結婚式には母とマリ子が出席した。マリ子は千代の姿を心の中で沢山スケッチした。その頃家では、マチ子がのらくろの絵を沢山描いてヨウ子を喜ばせていて、一緒にいた隣の爺さんが「漫画家になるといい」とマチ子の絵を褒めた。爺さんは機嫌よく福岡の民謡の黒田節を歌い始めた。
母とマリ子が式から帰宅すると、ヨウ子はすっかり眠っていた。やがて雨が降って来て、マリ子はお嫁に行ってしまった千代に思いを馳せた。
マリ子はキャンバスに向かい、千代の絵を描き始めた。
まーねえちゃん再放送・11話(10/8日(金)放映)友情旅行の計画
上京に先立ち、母・はるは様々な用事を済ますため外出がちになった。
マリコの学校のクラスでは、展覧会で受賞したマリ子の絵が話題になっていた。「裸婦を平気で描くなんて」と興味本位な言い方をする生徒もいて、親友のトミ子(村田みゆき)が一喝してくれた。
母は、かつて東京で暮らしていたとう校長の所にも挨拶に行き、おすすめの美術学校を聞いた。校長は、上野か本郷の学校が品位があり良いと勧めた。
母が外出しているので、家のことはマリ子が行った。その時、手伝ってくれていたトミ子が「卒業式の前に二人で大宰府に行きたい」と提案し、今度の日曜に行こうという話になった。トミ子は「マチ子さんも一緒に行きたがるのでは」は懸念していた。
しかし、台所仕事中、マリ子が「日曜は教会に行くから旅行に行けない」と言い出した。すると聞き耳を立てていたマチ子が「私が何とかするから私も連れていけ」と言い、マリ子たちが折れ、マチ子は満足気だった。
帰宅した母は、マチ子の東京の転校先を山脇女学院という学校に決めてきたと告げた。
夕食時、マチ子は「友情と一日のお祈り、どちらが大事か」と母に問い、姉たちが友情旅行に行くから今度の日曜に一人で教会に行って欲しい、と訴えた。母はすんなり許してくれ、「マチ子とヨウ子は留守番と言った。マリ子とトミ子は大喜びし、マチ子は不満を露わにした。
むくれたマチ子は、千代の絵を描いているマリ子に「鼻が似ていない」「角度が悪い」と文句をつけてつっかかり、また喧嘩が始まった。
まーねえちゃん再放送・12話(10/9日(土)放映)太宰府天満宮への旅
日曜、マリ子はトミ子2人で太宰府天満宮へ日帰り旅行に出かけた。快く送り出したマチ子とヨウ子だったが、何かを企んでいるようだった。
天満宮に着くと、トミ子はマリ子のために名物土産の筆を買ってきてくれた。二人は友情を再確認し、境内を巡りながら未来に思いをはせた。
しかしマリ子が橋を渡った時、突然マチ子とヨウ子が目の前に現れた。ヨウ子に頼み込まれ、母が旅行を許してくれたとのことだった。マリ子は仕方なく4人で旅を続けた。境内は梅が綺麗に咲いていて、マリ子は絵の構図も構想した。
境内を散策する中、ヨウ子が見当たらなくなり、皆一瞬焦ったが、ヨウ子はのんきに団子屋で団子を食べていた。
旅を終えて3姉妹が帰宅すると、千代が夫の大和田と共に訪ねて来ていて、皆で賑やかに夕食の食卓を囲んだ。大和田は「結婚前は寮住まいだったので静かだった。賑やかでいいですね」と言った。
すると母はひらめいたように「家は売らないで寮にしよう」と言い出した。
その夜、マリ子は熱心に絵を描いた。
まーねちゃん7~12話 感想
お手伝いさんというと、あくまでも奉公人で家族とは別というイメージがありますが、磯野家では千代は家族の一員のような扱いで、ほんわかした気持ちになりました。また、お隣さんとの仲の良さもいいなあと思いました。現代の都市部ではなかなかない風景だと思いました。
■次回あらすじ
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