NHK朝ドラおしんのあらすじ4話・5話・6話をネタバレでまとめました。
4話・5話・6話では、故郷の山形を訪れたおしんが、雪深い生家の村を訪ね貧しい小作農家で育った幼少期を回想します。
幼少期の物語には、主役の小林綾子さん、母役の泉ピン子さん、父役の伊東四朗さんなどの有名俳優さんが登場します。
■前回あらすじ
-
おしんのあらすじ 1/2/3話|人生を振り返る旅・山形の銀山温泉へ
続きを見る
■キャストと相関図
キャスト:小林綾子(おしん幼少期)、泉泉ピン子(ふじ/おしんの母) 、伊東四朗 (作造/おしんの父)、大路三千緒(なか/おしんの祖母)、仙道敦子(はる/おしんの長姉)、佐野大輔(庄治/おしん兄)、乙羽信子(おしん老年期)、大橋吾郎(圭/おしんの孫)他 ナレーション:奈良岡朋子
おしん 4話 生家の集落を訪れる
翌日、おしんは再び目的地へ向かい、数軒の廃屋ーおしんの生家に辿り着いた。おしんは涙を流し立ち尽くした。
夜、旅館の部屋で、おしんは圭に、家を出た理由(仁の商売のやり方を憂慮していること、旅で大事なことを思い出したいと思っている)や幼少時の話を聞かせた。
ーー以下は幼少期の場面ーー
おしんが育った家は藁ぶき屋根で冬は隙間風が入り、暖房は囲炉裏の火だけだったが大家族だったのでおしんは暖かく感じていた。
6才の時、姉2人(数えで11才と9才)は口減らしのために奉公に出ていた。
奉公先で十分に食べれない姉たちは、帰省の際には、大根飯でも家で腹いっぱい食べられることを喜んだ。祖母はリウマチで自分が働けないことを嘆いた。
おしんは姉たちに「4月から学校に行くんだ」と無邪気に話した。
4話 感想など
おしんの故郷はすごい雪が積もっていましたね。雪というと北海道や新潟、北陸などのイメージがありますが、山形県も屈指の豪雪地帯なんですね。
(肘折が豪雪だと聞きますが、米沢などおしんの故郷の方も冬はかなりの積雪のようです)
戦前までは小作制度というものがあり、農地で得た収穫に小作料という地代がかけられ、それを地主に納めていたそうです。
(戦前の1941年:農地に占める小作地の割合が45.9%)
多くの農民が土地を借りて農業を行っている状態だったわけですが、戦後のGHQの改革でようやく廃止されました。
おしん 5話 幼少期の故郷の思い出
おしんは明治34年、山形の最上川上流の貧しい小作農家の家に生まれた。
両親は農作業以外にも、わらじ作りや炭焼き、わずかの野菜を日用品に変えるなどして、1年中寝る暇もなく働いていた。
しかし田植えの頃には米が無くなり、冷害の時などは地主に借りを作り、子供も多く重荷になっていた。しかしおしんは幼い頃から貧しさに慣れていたし、両親や祖母の愛があったのでそれほど辛くなかった。
しかし7才になる年の春、母が新たに子を身ごもり、子供を養いきれないため、おしんは奉公に出されることになってしまった。
5話 感想など
おしんは7人きょうだいで、主にドラマに登場するのは長姉・はると兄・庄治です。(特に兄は、おりおりの時期で登場し、年を取ってからも登場します)
青年期以降を演じている俳優さんが演技力が高くて、この兄役が印象深く、見どころでもあります。
その他の以外のきょうだいはちょい役のみでほとんど登場場面はありません。
おしん 6話 奉公に出る決意をする
祖母のなかは、おしんを奉公に出すことに反対し食事の回数を減らしていて「おれなど生きてても何の役にも立たない」と悲しいことを言った。
別の日の夕方、母が雪の積もる冷たい川に腰を沈めていた。おしんが助けを求め走り、ふじは村人により引き上げられた。
家に帰り寝込むふじを、父・作造は「みっともない」となじった。ふじは「こんなところ生まれて来てもかわいそうだ、生まれてこない方がいいんだ。他の子の為にも」と言った。
するとおしんは「おれ奉公さ行く」「ええおぼこ生んでけろ」と言った。作造は「1年だけ辛抱してくれ」とおしんに声をかけ、ふじは涙した。※おぼこ:赤ん坊
翌日、口利き屋が奉公の給金の米一俵を置いて行った。
6話 感想など
・米一俵:およそ60kg 明治時代になっても通貨の代わりに米が使われていたというのは少し驚きです。
それにしても子供とはいえ1年間の労働の対価がこれだけというのは何とも悲しいです‥
■次回のあらすじ
-
おしんのあらすじ 7/8/9話|おしんの奉公先は材木問屋
続きを見る
■関連記事(おしんの無料視聴はU-NEXTで可能です)
-
ドラマ「おしん」を全話見れる動画配信サイト
続きを見る
■あわせて読みたい