おしんのあらすじ 34/35/36話|奉公から半年・ばんちゃんの最期

2020年9月1日

NHK朝ドラ おしんのあらすじを1話ごとに詳しく紹介します。おしん全297話のうち、今回は 34話・35話・36話のストーリーです。

キャスト:小林綾子(おしん)、長岡輝子(加賀屋大奥様)、小林千登勢(加賀屋若奥様みの)、志喜屋文(加代)、石田太郎(加賀屋主人)、吉宮君子(きく/加賀屋奉公人)、佐藤仁美(うめ/加賀屋奉公人)、泉ピン子(ふじ/おしん母)、伊東四朗 (作造/おしんの父)、大路三千緒(なか/おしんの祖母)

■前回あらすじ

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おしん 34話 加賀屋で初めて迎える正月

加賀屋ではじめて迎える正月、おしんは若奥さまの好意で加代とお揃いの着物を着せてもらった。宴の席では豪華な祝の膳が振る舞われ、おしんは「ばんちゃんにも食わしてやりたい」と思った。

おしんは加代に誘われ初詣に行った。お揃いの着物を着た加代とおしんは、とても可愛らしく目立っていた。

参拝を済ませ、来た道を戻ろうとした時、少し離れた所におしんの母・ふじが、見知らぬ男と連れ立っているのが見えた。加代はおしんが知らない人を凝視しているのを不思議がり、女中の梅は「神様の前なのに男とベタベタして」と非難めいた事を言った。おしんは「良く似た人だ、母ちゃんがあんな男と一緒に酒田に居るわけない」と思い込もうとした。

しかし家に戻ってからも脳裏からその姿が離れず、おしんはカルタ遊びにも身が入らなかった。年始回りから帰って来た主人が「表におかしな女がうろうろしていた」と梅にことづけた。

おしんが皆の目を盗み裏口から外に出ると、母ふじがいた。ふじは「奉公先を一目見ておきたかった。旅館のお客様が酒田に遊びに行くというので一緒に来た」と説明し、昼間おしんを見て大切にされていることが分かり安心したと話した。

ふじは「お前や父ちゃんに顔合わせられないようなことはしていないからな」と言い、小遣いを渡そうとしたが、おしんは「こけしを持っているからそれでいい」と断った。ふじは「人に見つかるといけないから」と言って去って行った。

おしんが室内に戻り声を押し殺して泣いていると、密かにおしんの様子を見ていた大奥様が、「女ってのは自分のためじゃなく家族の為に辛いことを我慢して頑張っているんだ。お母さんの事を悪く思うんじゃないぞ」とおしんを励ました。

その後も、おしんは奉公人の分を守り良く働き、次第に加賀屋になくてはならない存在になっていった。

ある日、洋服を着ている同級生を羨ましがった加代が「洋服を着て学校に行きたい。買ってくれないと学校に行かない」と駄々をこねていた。大奥様は「珍しがられてちやほやされたい加代の根性が気に食わない」と許さず、加代は泣いて去っていった。大奥様はおしんに、夕飯に大根飯を作ることを指示した。

おしん 35話 初めての雛祭り

洋服を買って貰えないことに機嫌を損ねた加代は、夕飯を拒否して部屋に籠っていた。

加代は夕飯後の手習いにも表れなかったが、とうとう腹が減って両親の前に怒りながら現れた。おしんは大奥様の指示で、加代に大根飯を運んだ。加代は「食ったら洋服買ってくれるんだな?」と言って意気揚々と食べ始めた。

しかし大根飯の味に驚き一口食べて吐き出してしまい、「白いまんまを持って来て」と言って大根飯を食べるのを拒否した。すると大奥様は「おしんはここに来るまでずっと大根飯を食べて文句も言わず大きくなった。世の中にはそういう衆が一杯いるんだぞ」と言った。

加代は驚き「本当にこんなものを食っていたのか?」とおしんに聞いた。おしんは「大根飯でも沢山は食えないから、大根飯を腹いっぱい食うのが夢だった」と話した。大奥様は「おしんの事を考えたら我まま言える?洋服や革の靴が本当に必要なのか考えろ」と言った。

加代は「洋服も靴もいらない。あんなもの来て威張っていても全然偉くないな。おしんは偉いな」と言った。

ひな祭りの時期、加賀屋に立派なひな壇が飾られた。おしんは「聞いたことはあったが見たのは初めてだ」とその立派さに驚いた。大奥様は「今年は加代と小夜とおしんのひな祭りだぞ」と言った。おしんが加賀屋に来て半年、おしんの辛抱を若奥様が褒めた。

ひな祭りのご馳走を頂いている時、おりきさんも訪ねて来ていた。おりきさんは「こんなに大事にしてくれる所なんてないぞ」と喜び、出稼ぎに出ていたおしんの母親も既に帰ってきていることを伝えた。おしんが「ばんちゃんは?」と聞くと、おりきさんは一瞬口ごもりながらも「達者だ。お前の帰りを待ってるぞ」と言った。おしんは「このご馳走を食わせてやりたい」と言った。

大奥様はおりきさんの去り際、「おしんのばあちゃんに渡して欲しい」と土産を渡した。するとおりきさんは「ばっちゃんも安心して成仏できる…」と泣き出した。

部屋に戻ってきた大奥様は突然、おしんに「すぐに支度して国に返れ。一度おっかさんの顔を見ろ」と言った。

おしん 36話 ばんちゃんの最期

おしんは、故郷に帰れと言われた理由が分からず混乱していた。若奥さまが来て、加代のお古のきれいな着物をおしんに着せてくれた。おしんは解雇されたのだと思い、全ての荷物を包もうとしていたが、若奥さまは「休みは大奥様のご褒美だから、荷物を持って行かなくてもいい」と笑った。

故郷では、病のばんちゃんがいよいよという状態になっていた。ばんちゃんは「おしんがいじめられている夢を見た」と悲しそうにふじに話し、初めての奉公に出るおしんに50銭銀貨を渡したことでかえって辛い思いをさせたかもしれない、と後悔を口にした。

家の脇の小川で洗濯をしているふじの前に、突然おしんが現れた。作造が「また返されたのか!今度は何したんだ!」と驚いていたので、一緒に現れたおりきさんが「ばっちゃんに会わせるためにお暇下さったんだ」と説明した。

おしんはばんちゃんの元に行ったが、ばんちゃんは寝込んでいて反応がなかった。薬も効かない状態だという。

おしんは加賀屋で貰った白米でおかゆを作った。ばんちゃんは目を覚まし、おしんが帰って来てくれたことに感激、良い着物を着ていることに気づいた。おしんは「若奥さまが着せてくれた。大事にしてもらってるんだ」と伝え、おかゆを食べさせた。

ばんちゃんはその夜息を引き取った。野辺の送りの時、おしんは「ただ働き通しで、ばんちゃんは家族のために生きて苦労した。大奥様は女とはそういうものだと言っていたが、おれはばんちゃんや母ちゃんみたいな悲しい女にはならないぞ、死んでしまって楽になる一生なんて俺は嫌だ」と思っていた。

翌日酒田に帰るおしんに、母ふじが、ばんちゃんから話を聞いたと言い、あの時のばんちゃんの50銭銀貨を渡し「これはばんちゃんが布を織った時の銭だ」と説明した。おしんは「おれ一生懸命働いて銭も送る。ばんちゃんみたいに一生働いてたったこれしか残らないなんて。小作にだけはならないからな」と言った。

おしんは故郷を後にし、再び酒田へ向かった。(少女編はここで終わり)

■次の回のあらすじ

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