NHK朝ドラおしんのあらすじ16話・17話・18話 をネタバレでまとめました。おしんは、高熱を出した俊作を看病し、そのお礼として俊作から字を教えてもらうことになりました。やがて正月を迎え、幸せな時を過ごします。
■前の回のあらすじ
おしんのあらすじ 13/14/15話|俊作あんちゃんと松造爺さん
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■キャスト
小林綾子(おしん)、中村雅俊(俊作)、大久保正信(松造じいさん)、泉ピン子(ふじ/おしんの母) 、伊東四朗 (作造/おしんの父)、大路三千緒(なか/おしんの祖母) ナレーション:奈良岡朋子
おしん16話 平仮名の書き方を習う
体調が回復した俊作は、暇をみておしんに平仮名を教えてくれ、ある時、雑誌(明星)に載っていた「君死にたまふことなかれ」の詩を読んでくれた。
俊作は「この詩は与謝野晶子という偉い詩人が、日露戦争で旅順口に出兵した弟のことを悲しんで作ったものだ」と真剣に説明した。
松造が、おしんにはまだ分からないだろうと言うと、おしんは「兄ちゃんだって戦さ行ったんだべ」「うちの村にも戦争で足無くなって帰ってきた人がいた。名誉の負傷と言われていた」と言った。
すると俊作は「戦争というのもは相手の物を沢山壊し、人を余計あやめた方が勝ちなんだ。松じいは息子2人を失くして悲しんでいる。それでも戦争は名誉なことだと思うか?」と聞いた。おしんは首を横に振った。
俊作は「日本が戦争をすることがあってもおしんだけは反対するんだ」と説き、本をおしんにやると言い猟に出た。
おしん17話 正月を迎える
正月、松造が臼と杵を用意して餅つきをしてくれた。
腹いっぱい食べられ、色んなことを教えてもらえて可愛がられて、おしんはとても幸せだった。松造が、うさぎの皮で作ったちゃんちゃんこをおしんにくれた。
おしんは雑煮を食べ、俊作と松造はどぶろくを飲みご機嫌だった。松造が陽気に舟歌を歌い始めると、おしんは俯き「川でおしめを洗っていた時舟歌を聞いていて、聞くと悲しくなる」と言った。
俊作が、家に帰りたいのでは?と聞くと、おしんは「奉公が終わる時期に帰れば親も奉公が終わって帰って来たと思ってくれるはず」と言って松造は笑わせた。
別の日、俊作は木を彫って観音様を作っていた。戦争で自分があやめた人達の供養だという。
おしん18話 春を迎え、別れの時
春になり、別れの時が来た。松造が魚を釣る際足をくじいてしまったため、俊作がおしんを送ることになった。
出発の日の朝、俊作はハーモニカをおしんに譲ってくれた。俊作は「戦場にも持って行って色んな思いが染み込んでいて、持ってれば辛いだけ。おしんが大事にしてくれるんならその方が」と言って、吹き方を教えてくれた。
おしんは故郷に向け俊作と出発した。まだ深い雪の中を歩き続き、故郷の集落が見える所まで来た。
そこに兵隊数人が現れ、尋問を受け、俊作が「俺はただの猟師だ」と抵抗したが、兵隊たちは力づくで二人を連行しようとした。
俊作はおしんを荒々しく扱う兵隊に怒ってもみ合いになり、銃で撃たれてしまった。
俊作は苦しみながら「これでやっと俺も楽になれる」「おしんは後悔しないような生き方をするんだぞ」と言って息絶えた。
18話 感想
・おしん原作者の橋田さんは与謝野晶子と同じ母校出身で、それもあって与謝野晶子の"を登場させたそうです。(ちなみに詩に読まれた与謝野晶子の弟は無事戦争から帰還してます)
話は逸れますが与謝野晶子自身は子供12人を生んだということに驚きました。(年中妊娠している状態でしょうし、鉄分不足とかにならなかったのだろうか)
・常識というものが、世の中の状況によっていかに左右されるのかを感じました。
(現代の日本では人をあやめるのは絶対的悪ですが、当時は人をあやめるのを拒否した俊作が悪人扱いだった)
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