NHK朝ドラおしんのあらすじ235話・236話・237話のストーリーを詳しく紹介します。
前回は、仁が東京の百貨店に就職するため家を離れ、店の商売はおしんと初子の2人で頑張っていました。そんな中、正月の田倉家に一人の訪問者がありました。
■前回あらすじ
おしんのあらすじ 232/233/234話|仁が東京で就職するも所在不明に
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■キャストと相関図
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キャスト:乙羽信子(おしん)、田中好子(初子/おしんの養女)、山下真司(仁/おしんの次男)、塩屋俊(希望/おしんの養子)、浅沼友紀子(禎/おしんの娘)、斉藤洋介(川村清一/雄の戦友)
おしん 235話 雄の戦友・川村の来訪
昭和26年元日の午後、雄の戦友・川村が4年振りに田倉家を訪ねて来た。
仏前に手を合わせる川村におしんは御礼を言い「雄も無事帰ってきていたら川村さんと同じ28才になってるんですね」としみじみと言った。川村の家族は満州からいまだ引き揚げて来ていないとのことだった。
川村はおしんに、初子がまだ独身であることを確認した。
皆でおせちを囲みながら、川村のそれまでの話を聞いた。(終戦後は危ない橋を平気で渡り、ペニシリンなどを売って儲けた金で買った株が当り東京に家を建てた。終戦から5年半も経っているので家族は諦めた。今は小さな貿易の会社をやっている)
おしんが褒めると川村は「戦場で地獄を見たからどんなことでも出来たんです」と言った。おしんが「川村さんに会っていると雄が帰ってきてくれたよう」と言うと、川村は「私にできる事なら何でもさせて頂きます」と言った。
そして川村は突然、初子を嫁に欲しいと言い出し、雄から話をよく聞かされている内に、会った事のない初子を思うことで心が和んでいた、と話した。
すると初子は不快感を露わにし「どなたとも結婚するつもりはありません」と言って席を外した。川村はおしんに「私は諦めません」と言って帰って行った。
数日後、おしんが仕入れから戻ってくるとまた川村が来ていた。今日まで海辺の旅館で静養していて周辺を見ていたとの事で、売りに出ていた駅前の土地を買う事にしたので、もしよければ貸してもいいと言った。
おしんがやんわりと断ると「寝かせておいたら何倍にもなる、また来きます」と言って去って行った。
おしん 236話 仁の居所が判明
昭和26年の春、商売は少しずつ伸びていたが仁の消息は分からないままだった。
おしんは「川村さんが言うようにこの場所はお客の増えようがない」「希望も仁もいない今、店を大きくしてもどうしようもない。それより母さん一人が生きていけるだけの商いやってる方が初ちゃんだってお嫁に出せる」と初子に言った。
翌朝おしんが仕入れで不在の時、また川村が店に現れた。初子は「私はお嫁に行けるような女じゃないんです」「二度と来ないで下さい」と言って米兵相手に商売していた過去を話した。
すると川村は「自分も同じ、終戦の混乱の中まともに生きられた方がおかしいんだ。皆ギリギリの所で生きてきた。誰も悪くない」「もうよそうそんなことでくよくよするのは」と言い、しばらく仕事で名古屋に居るので時々来ると言って去って行った。
行商中の休憩時間、初子はおしんに朝の出来事を話した。おしんは「苦労したんだね。そういう人ならいたわり合って暖かい夫婦になれるかも」と言った。
おしん達が店に帰ると見知らぬ派手な女が店の前にいて「仁にヒモ状態で居つかれて困っている」と話した。おしんが取り合わないので、代わりに初子が話を聞き、名古屋の女の部屋に行った。
部屋には無精ひげを生やした仁が居た。初子が「一緒に帰ろう」「半年も家を出て、他に何かできた?世の中そんなに甘くないことが分かったら無駄じゃなかったじゃない。商売っていうのは一匹の魚、一本の大根を売る所から始めなきゃ。帰ってもう一度やり直そ!」と説得した。
結局、仁は翌朝になって戻って来た。行商に出ようとするおしんに、仁は自分が運転すると言いオート三輪に乗り込んだ。おしんは何も言わなかったが嬉しそうだった。
おしん 237話 川村から土地を譲渡される
夜、仁はこれまでの事を話した。(戦時中、仲間の誰より早く特攻隊になれたのが自信だったが、戦後はどこにも通用しなかった、百貨店は学歴第一で自分は配送係、一匹狼なら大丈夫と思ってバーで知り合った人とブローカーみたいなこと始めて詐欺にひっかかった等)
おしんが「食い詰めて仕方なく帰ってきたのかい」と聞くと、仁は「嫌々帰ってきたんじゃない。やっと地道に働くことの大事さが分かった。もう一度自分を試したいんだ」と言った。
おしんは「もしやり直すつもりなら、店が今よりも少しでも売り上げが上がることを考えてくれなきゃ」と発破をかけた。初子は隣の部屋で話を聞いていた。
別の日、初子はホテルのロビーで川村と会い、「仁が帰ってきたので駅前の土地を借りたい」と申し出て「仁さんが商売に本腰を入れてくれるなら私は家を出られる」と川村と結婚する意志を示した。
すると川村は、土地はお母さんにあげる事にするが結婚とは全く別の問題、金の力で自分の物にしようと思ってはいない、と話した。
後日、川村が訪ねて来て、おしんに土地譲渡の書類を差し出し「雄君の形見だと思って」と譲渡を申し出た。おしんは、何年かかけて必ず返するという条件で受諾した。
川村は「戦後はただ遮二無二金儲けしてきたが誰も喜ばせる者がいなかったが、お母さんが喜んでくれて慰めになります」と話した。初子は川村に心を動かされていた。
しばらくて譲渡の手続きの書留が届いた日、おしんは新聞を見て茫然としていた。川村が金貸し業の怨恨で襲われ亡くなったと報じられていたのだ。おしんは「戦争さえなかったら平穏無事に暮らしてただろうに」と憐れみ、川村を雄と同じ墓地へ葬った。初子は「二度ともう、戦争は嫌」と涙ながらに言った。
■次の回のあらすじ
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