「JIN-仁-」あらすじ最終話｜野風の乳がん手術・再出発

ドラマ「JIN-仁-」パートⅠ(2009年放映)の、最終話のストーリーをまとめました。最終話なので長めです。

キャスト：大沢たかお（南方仁）、綾瀬はるか（橘咲）、麻生祐未（橘栄）、小出恵介（橘恭太郎）、内野聖陽（坂本竜馬）、桐谷健太（佐分利祐輔）、田口浩正（山田純庵）、佐藤二朗（福田玄孝）、六平直政（鈴屋彦三郎）、中谷美紀（花魁･野風）他

■前回のあらすじ

あらすじ１野風の乳の岩を再診

仁と龍馬は刺客に襲われて川に落ち、龍馬が行方不明となってしまった。

仁は「消えた龍馬さんがタイムスリップして、あの患者として病院に運ばれてきたのでは？自分はもう戻れないという事か？」と考えた。

仁が仁友堂に戻ると、佐分利が、乳の岩について以前調べてまとめたという書物を差し出してきた。佐分利は「乳の岩かもしれない患者がいるなら私にも調べさせて欲しい」と申し出た。

仁は再び野風の診療を行ったが、佐分利が乳がんと診断したにも関わらず「良性の場合もある」と問題ないものとして扱った。佐分利は自分の診断が信用されなかったことに失望していた。

その後仁は山田から佐分利の身の上話を聞いた。

‥佐分利は華岡流で乳の岩の研究が認められ、若くして免許皆伝になったが、女郎の乳の岩の手術の際、感染症で他界させてしまい、人斬り医者と言われ身の上を隠すように江戸に来た。

仁は、洪庵の墓石に「婚約者のことはあまり考えず、今まで目の前の命を救っていたが、今野風さんの乳がんを見て見ぬふりをしようとしている」と悩みを語っていた。

川に落ちたあと帰還し、仁を探して墓地に来ていた龍馬は、仁の話を盗み聞いてしまった。

野風はお勤め最終日を迎えていた。迷いがあった仁は吉原を訪れていたが、そこに現れた龍馬に、野風の手術をするよう強引に頼み込まれた。

手術が行われることになったため、野風の身請け話は直前で中止された。野風は白無垢で吉原を去り、その姿は輝くように美しかった。

身請け先の隠居は、病を見抜けなかった藩医の三隅を叱責した。

縁談話がまとまり、嫁入りの準備を進めていた咲は、野風の手術のことを耳にした。

乳房を温存する手術法にて、野風の手術が始まった。

その日に結納だった咲は、結婚を直前に断り、晴れ着のまま手術の場にかけつけ、妨害に現れた野風の身請け先の藩の家来たちの暴挙を阻止した。

手術は無事終了した。仁は河原を掘り返し、手術前に埋めた、未来（みき）との写真が入っている箱を開けたが、写真そのものが消えていた。

無事病が治癒した野風は、その後町で手習いの塾を始めようと奮闘していた。仁は、心を新たにして、洪庵の言葉を額に入れて仁友堂に掲げた。

パート1 終わり

■続き（パート２初回）