NHK朝ドラおしんのあらすじ271話・272話・273話のストーリーを詳しく紹介します。
■前回あらすじ
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おしんのあらすじ 268/269/270話|商売の拡大・希望が陶芸の特選受賞
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■キャストと相関図
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キャスト:乙羽信子(おしん)、佐々木愛(初子/おしんの養女)、高橋悦史(仁/おしんの次男)、浅茅陽子(道子/仁の妻)、吉野佳子(禎/おしんの娘)、桐原史雄(辰則/禎の夫)、野村万之丞(希望/おしんの養子)、寺田 路恵(百合/希望の妻)、渡瀬恒彦(浩太/おしんの友人)
おしん 271話 土地取引のトラブル
おしんは「悪気があってした事ではない」と解放を懇願し、女と警官を追いかけて行った。
疲れた様子のおしんが家に戻った。女を釈放してもらったと言う。仁が「あんな女の為に警察に頭を下げにいくことはない」と言うと、おしんは「どんなに酷いことをしたのか分かってるのかい!」と仁を責めた。
仁は「逆恨みしてるだけだ、私は正当な取引をした」と言い返したが、おしんは「他人の弱みに付け込んで土地を騙し取るようなことをして」と、女(仙子)について話した。
仙子の家は代々菓子屋で、竜三が魚屋をしていた時、仙子の父親が贔屓にしてくれていて、終戦後もお菓子を持ち様子を見にくれるなど世話になった。仙子はその一人娘で、婿が遊び人で店を駄目にして泣きついてきたので、おしんが建物と土地を担保に金を用立てたという。
仁は「人情や義理に折れていたら商売は出来ない」と言い、辰則もフォローしたが、おしんは「あの人には代わりに別の土地を」と言い、反対する仁に「お前に余計なことは言わせない。この店の社長は私だ」と言い放った。
夜、おしんは算盤をはじき、新店の開店資金が想定以上に大きいと悩んでいた。「希望(のぞみ)の事が思うようにしてやれない」とぼやいていた。すると初子が「自分のために用意してくれているという株券を希望に」と言ったが、おしんはそれはしないと言った。そしておしんはあてを思いついた様だった。
別の日、おしんは浩太の家を訪問していた。おしんは、希望の作品を差し出し特選を取ったことを報告した。浩太が感慨深く壺を鑑賞し「加代さんとの約束を果たせましたね」と言った。
するとおしんは「支店を出すことになり、希望に窯を持たせてやる事が…」と事情を話し、株券を差し出し「これで希望の独立資金を融資して貰えないか」と頼んだ。株券は初子の為にこしらえたものなのでどうして手放せない、また恥を申し上げる様だが息子にも知られたくない事情がある、と言った。
浩太は了承し「私が何とかする。加代さんの息子さんなら私にも縁がないわけではない」「ぜひ窯ができたらお邪魔したい」と言った。
店舗の2・3号店の建設と、希望の窯と住まいの工事が進められることになった。
おしん 272話 新店舗と陶芸工房の完成
夏、新店舗の建設が順調に進んでいた。事務所で仁と辰則が新店舗の納入業者について相談していた。また、店の責任者は創業以来働いてくれている次郎と征雄に、辰則自身の店は新店に客を取られるので閉めることになった。
希望(のぞみ)の所に、おしんが工事の進み具合を見に来ていた。希望は改めておしんに感謝の言葉を述べた。おしんが新居の図面を見て「もっと広い方が良い」と言うと、百合は「十分です」と言った。おしんは「欲がないね~、百合は」と笑いながら言った。
融資の金について、希望が浩太がどういう関係の人なのかを知りたがったので、おしんは「並木さんはあんたの亡くなったお母さんの恋人だった人で、実は私も好きだった」「結局2人とも別の人と結婚したが、この40年間、何かあるとお世話になって一番信頼できる相談相手だった。今度のことも喜んで融資を引き受けてくれた」と説明した。
そして「話さなかったのは変に誤解されるのが嫌だった。仁と禎には内緒にしておいて」と言った。
秋になり、スーパーたのくらの2・3号店がオープンした。店は狙い通り盛況で、開店セールが無事終わった事を皆で鍋で祝った。仁が「次の進出を考えなきゃ」と言うので、おしんは「もういいだろ」と言ったが、禎や道子も「新しい家が欲しい」などと浮かれていた。
まもなく希望と百合の新居も完成し、おしんと初子は早速様子を見に行った。百合は翌日の引っ越しに備え掃除をしていて、とても嬉しそうで、涙ぐみながらおしんにお礼を言った。
希望の家で夕飯をご馳走になり、おしんと初子が幸せな気持ちで帰宅すると、血相を変えた仁が現れ「百合が交通事故にあった、希望から連絡があった」と言った。
おしん 273話 百合が交通事故に遭う
おしんと初子が病院に着くと、百合が白い布が被された台と共に手術室から出てきた。10分程前に息を引き取ったと言う。おしんは茫然とし、初子は百合にしがみつき、わあわあと泣いた。
希望の家では、陶芸の師匠と奥さん・弟子らが留守の家を手伝いに来ていてた。希望が百合を連れ帰ると、圭は母が居ないことに泣き疲れて眠ってしまったという。
師匠が「圭ちゃん今夜うちで預かろうか」と言ったが、希望は「圭がいないと百合も淋しいでしょう」と遠慮した。師匠は一緒に来たおしんにも言葉をかけ、百合にも「また明日来るからな」と言い帰宅した。
初子が百合に口紅を塗ってやった。希望(のぞみ)は「お前の家に帰ってきたんだぞ」「ずっとこの家で圭と私の傍にいてくれ」と百合を抱き上げ泣いた。
おしんが「希望はいい奥さんを貰って幸せだって初ちゃんと(言ってた)」と声を詰まらせながら言うと、「家ができることを喜んでいた、せめてこの家で何日か暮らさせてやりたかった・・」と希望は言った。
百合は、おしん達が帰った後、台所の電気が切れていたので買いに行き、事故に合ったという。おしんが「借家住まいじゃかわいそうだって言って、それが仇になった・・」と自分を責めるので、希望は「百合は一番幸せな時に亡くなった。そんな幸せを味合わせてくれてありがとうございます」とおしんに言った。
そこにトイレで目が覚めた圭が起きてきた。「母さんは?」と言い、亡骸に声をかけていた。皆むせび泣いた。
翌朝、おしん達は自宅で葬儀に出かける準備をしていて、喪服姿の禎(てい)と辰則も現れた。家を出ようとするおしんを、禎が「仁兄ちゃんと道子さんも来るから一緒に行こう」と止め、仁に連絡していないことを咎めた。おしんは困った。
そこに仁夫婦も到着した。するとおしんは「お前と道子さんは行かなくていいよ」と言い、「仁、お前、百合の前に出られた義理か。百合だってお前に参って欲しくないだろう」「母さんは許してないよ」と、初子の静止を遮り話し続けた。
仁が「そんな昔の事」と言うと、「お前には何でもないかもしれないけど、百合はあれから一度だってうちへ来なかった。今でも深い傷になってるんだよ」とおしんは言い放ち、出かけて行った。
おしんは余裕がなかったので口にしてしまった言葉だったが、仁夫婦の関係に影響をもたらすことになる。
*感想・ミニ情報*
年を経て初子が少し姉御キャラになってるのがちょっと面白かったです。(昔は仁のを"あんた"と呼ぶことはなく、慈しみ深い聖母的なキャラだった気が)
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