おしん

おしんのあらすじ 16/17/18話|ひらがなを習う・幸せな正月・別れの時

2020年3月22日

NHK朝ドラおしんのあらすじ16話・17話・18話 をネタバレでまとめました。おしんは、高熱を出した俊作看病し、そのお礼として俊作から字を教えてもらうことになりました。やがて正月を迎え、幸せな時を過ごします。

■前の回のあらすじ

おしんのあらすじ 13/14/15話|俊作あんちゃんと松造爺さん

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■キャスト

小林綾子(おしん)、中村雅俊(俊作)、大久保正信(松造じいさん)、泉ピン子(ふじ/おしんの母) 、伊東四朗 (作造/おしんの父)、大路三千緒(なか/おしんの祖母) ナレーション:奈良岡朋子

おしん16話 平仮名の書き方を習う

体調が回復した俊作は、暇をみておしんに平仮名を教えてくれた。ある時、おしんは小屋にあった雑誌(明星)を見ていた。帰って来た俊作が本を取り上げたので、おしんは二度としないと謝った。

おしんが「聞いたこともない言葉だった」「聞かせてほしい」と頼まれ、俊作は「君死にたまふことなかれ‥」とその詩を読んだ。

松造が注意すると、俊作は「おしんだっていつか戦争に巻き込まれる時が来る。心のどこかに今日おれが話したこと覚えていてくれていたらそれでいいんだ」と言った。

俊作は「この詩は与謝野晶子という偉い詩人が、日露戦争の時、旅順口に出兵した弟のことを悲しんで作ったものだ」と真剣に説明した。

松造が、おしんにはまだ分からないだろうと言うと、おしんは「兄ちゃんだって戦さ行ったんだべ」「うちの村にも戦争で足無くなって帰ってきた人がいた。名誉の負傷と言われていた」と聞いた。

すると俊作は「戦争というのもは相手の物を沢山壊し、人を余計あやめた方が勝ちなんだ。松じいは息子2人を失くして悲しんでいる。それでも戦争は名誉なことだと思うか?」と聞いた。おしんは首を横に振った。

俊作は「日本が戦争をすることがあってもおしんだけは反対するんだ」と説き、本をおしんにやると言い猟に出た。

鉄砲の上手い俊作に、おしんが「あんちゃんも人を撃ったのか」と聞くと、俊作は「数えきれないくらいだ。だから軍人はやめたんだ」と言った。

おしんの故郷では、母・ふじがおしんの夢で夜中目を覚まし「成仏できねえで迷ってるんだ。葬式ぐらい出してやらないと」と心を痛め泣いていた。

おしん17話 俊作たちと正月を迎える

正月が来た。松造がおしんのために臼と杵を用意してくれていて餅つきをした。

腹いっぱい食べることができ、色んなことを教えてもらえ、とても可愛がられ、おしんはとても幸せだった。松造が、うさぎの皮で作ったちゃんちゃんこをおしんにくれた。

故郷では、ふじが米と引き換えにおしんの位牌を作っていて、作造と喧嘩になっていた。

おしんの兄・庄治が、友達の家でついた餅を貰って持ち帰って来て、作造に「うちではいつやるんだ」作造に聞くと、作造は「うちはやらない。人が死んだ家には正月は来ねえんだ」と声を詰まらせ言った。

おしんは雑煮を食べ、俊作と松造はどぶろくを飲みご機嫌だった。松造が陽気に舟歌を歌い始めると、おしんは俯き「川でおしめを洗っていた時舟歌を聞いていて、聞くと悲しくなる」と言った。

俊作が、家に帰りたいのでは?と聞くと、おしんは「奉公が終わる時期に帰れば親も奉公が終わって帰って来たと思ってくれるはず」と言って松造は笑わせた。

別の日、俊作は木を彫って観音様を作っていた。、戦争で自分があやめた人達の供養だという。

俊作は「生きていく上で辛い事・苦しい事があっても人を憎んだり傷つけてはならない、自分も苦しむことになる事、相手の気持ちになり人を許せる人間になって欲しい」とおしんに語った。

おしん18話 春を迎え、別れの時

春が訪れ、別れの時が来た。元気がないおしんに、俊作は「今の気持ちを忘れずに自分を大事に生きるんだ。きっと幸せになる。俺達の側にいたって幸せにしてやれない。帰るんだ」と声をかけた。

前日、松造が魚を釣る際足をくじいてしまい山を降りることが出来なくなり、俊作が村の近くまで送ることになった。

おしんは俊作に「ハーモニカを聴かせてくれ」とせがんだ。

俊作はハーモニカをおしんに譲ると言い、「戦場にも持って行って色んな思いが染み込んでいて、持ってれば辛いだけだ。おしんが大事にして吹いてくれるんならその方が」と話し、吹き方を教えた。

おしんは故郷に向け俊作と出発した。まだ深い雪の中を歩き続いた。故郷の集落が見える所まで来ると、おしんが「もう1人で帰れる」と言ったが、俊作はついて来てくれた。

そこに兵隊数人が現れた。二人は身を潜め通り過ぎるのを待ったが、物音で見つかってしまい、尋問され連行されそうになった。

俊作が「俺はただの猟師だ」と抵抗すると、兵隊たちは力づくで二人を連行しようとした。俊作はおしんを荒々しく扱う兵隊に怒ってもみ合いになった。すると兵隊は銃で俊作を撃った。

俊作は苦しみながら「これでやっと俺も楽になれる。これでいいんだ」「おしんは後悔しないような生き方をするんだぞ」と言って息絶えた。

■感想・ミニ情報

・与謝野晶子はおしん原作者の橋田さんの母校の高校出身で、それもあって物語に "君死にたもうことなかれ"を登場させたそうです。(詩に読まれた与謝野晶子の弟は無事戦争から帰還してます)

話は逸れますが、与謝野晶子自身は子供12人を生んだということに驚きました。(年中妊娠している状態でしょうし、鉄分不足とかにならなかったのだろうか?)

・常識というのが世の中の状況によっていかに左右されるのかを感じました。(現代の日本では人をあやめるのは絶対的悪ですが、当時は人をあやめるのを拒否した俊作が悪人として扱われた)

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